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資料4-2 令和3年度国立医薬品食品衛生研究所 研究開発機関評価報告書 (11 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26761.html
出典情報 厚生科学審議会科学技術部会(第130回 7/14)《厚生労働省》
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促進するためには、安全性を考慮した開発指針やガイドラインの整備に向けた今後の
取り組みに期待したい。
2.研究分野・課題の選定(厚労省の施策又は事業との関連性を含む。)
従来の課題に加えて新型コロナウイルスに関連した診断用核酸増幅検査薬の一斉性
能評価など行政施策に則った研究を実施している点が評価できる。
新型コロナウイルス RNA ワクチンが一気に実用化され国際的にヒトに使われたとい
うことは、核酸医薬品(特に RNA 系の医薬品)の使用に対する心理的ハードルが奇し
くも一気に低くなったことと思われ、今後、一気にこれら核酸医薬品が医療現場に出
されて使われていくと推定されるので、先んじてこれら核酸医薬品の安全性評価につ
いての課題を増やしておく方がよいのではないか。加速度的に開発される新技術に対
応した評価手法の確立が引き続き求められる。
3.共同研究の状況、産学官の連携及び国際協力等外部との交流
共同研究、産官学連携に積極的に取り組んでおり、本機関の活動として相応しいも
のと考える。
国際的な共同研究および国際機関との協力等、外部との交流をさらにいっそう強く
推し進めていっていただきたい。
(7)医薬安全科学部
1.研究、試験、調査及び人材養成等の状況と成果(厚労省の施策又は事業への貢献を含
む。)
情報提供という dry 系の部分とバイオマーカー開発という wet 系の 2 方向の開
発がなされており、非常に大変だと思われる。原著論文のみならずバイオマーカーに
ついて新たに開発したものを特許出願されており、評価が高い。
情報ネットワークの開発・管理については全所的な部門で行うことが望ましい。
リアルワールドデータの評価における、日本の特徴的な問題点等を洗い出して、そ
れを考慮して焦点を絞った形の解析が望まれる。
今後は、国際的に副作用やバイオマーカーに関する個人差や人種差を含めた情報交
換を活発に行うことで、新薬の副作用に一早く取り組むことに期待したい。
2.研究分野・課題の選定(厚労省の施策又は事業との関連性を含む。)
選定された課題はいずれも厚労省の医薬品の安全性確保のための施策に直結したも
のであり、一つの研究部でドライとウエットな研究を同時に実施している点が特徴で
あり、選定課題はこの分野の問題を網羅している点が評価できる。
これまでは新型コロナウイルスに対しては感染研主導でワクチンに関わる各種情報
の収集がなされてきたが、次に治療薬のフェーズに入る(すでに入っている)のは間
違いなく、これまでに行われてきた安全性情報の収集と解析を継続する上に、この新
型コロナウイルスに対する体制作りのために、期間限定で新型コロナウイルスに対す
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