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資料4-2 令和3年度国立医薬品食品衛生研究所 研究開発機関評価報告書 (23 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26761.html
出典情報 厚生科学審議会科学技術部会(第130回 7/14)《厚生労働省》
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ICH、OECD などに活動に寄与している。
最先端のゲノム遺伝学に接した研究領域であるので、この点をさらにアピールする
ことにより、国内外の研究者からの共同研究の申し込みは増えると期待されるのでは
ないか。さらに大学との共同研究をさらに積極的に進めることで、大学院生を共同研
究先から実戦力としてリクルートすることができるのではないか。
国際的ガイドライン等への貢献等、国際協力が示されているが、大学等との共同研
究の他、講義担当もしている。産学官連携は示されていない。
(20)安全性予測評価部
1.研究、試験、調査及び人材養成等の状況と成果(厚労省の施策又は事業への貢献を含
む。)
国際機関および厚労省および食品安全委員会に対する情報収集と情報提供を積極的
になされており、この点が評価できる。
化審法に関連する化学物質の評価資料と動物実験代替法の評価を中心に、データベ
ースに関する調査研究を実施していて、行政に貢献している。
in silico の安全性評価法の開発は、今後必須のものといえる。進めていってもら
いたい。
研究生や大学院生の受け入れなどの人材育成にさらに努力されるべきである。
多数のリスク評価に関する研究、データベースの開発及び解析研究を実施し、実績
を上げている。毒性予測システムの構築は本研究部の仕事になると思われるので、in
vivo も考慮した漏れのないシステム構築に期待したい。
化学物質の安全性に関するリスクコミュニケーションとして、積極的な発信を行え
るのではないか。
2.研究分野・課題の選定(厚労省の施策又は事業との関連性を含む。)
選定されている課題は多岐に及び、いずれも厚労省の業務関連物質の安全性確保の
ための施策に直結したものと判断される。
自ら短期的課題として挙げている信頼性の高いデータベース構築は急務の課題とし
て立ち上げるべき。これがなければ、予測してもその妥当性評価ができない。
毒性予測システムの開発では、まず AI を用いて信頼性の高い毒性データをうまく選
別して、それらを集積して「使えるデータベース」を構築するシステム設計が必要に
思われる。
変異遺伝部との連携はどのようになっているのであろうか。ナノマテリアルに関す
る研究も実施しているので、毒性部、病理部との連携についても説明が欲しい。
3.共同研究の状況、産学官の連携及び国際協力等外部との交流
業績は国際誌への publication も順調に行われており、国際的な委員会・国際会議
等への参加・協力も積極的に行われている。
信頼性の高いデータベースを構築するためには、グローバルレベルでの膨大なデー
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