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資料4-2 令和3年度国立医薬品食品衛生研究所 研究開発機関評価報告書 (19 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26761.html |
出典情報 | 厚生科学審議会科学技術部会(第130回 7/14)《厚生労働省》 |
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機械学習を用いた新規アレルゲン性予測システムの構築や MS インフォマティック
スを用いた意図しない代謝成分変化の検出システムの構築は、今後に期待を抱かせる
研究だと評価する。
現在、分子生物学的な手法が非常に進歩して重要になっていて、それに対応してい
るのみならず、MS を使った代謝産物検出も行われており、これらオミクス技術・イン
フォマティクス技術による課題を設定されており、現代の科学の進歩を十分に取り入
れている。
キノコなどが含む自然毒については、これまで研究調査ときちんとしたデータベー
ス化が進められていなかった部分、経験則による非食・可食分別がなされている部分
が大きいので、ぜひこの部分については整理し進められていかれるようにされたい。
環境、医薬品、食品等の安全に関する諸課題について、広く研究が推進されており、
その対象に関して少し散漫な感がある。
食品中の放射性物質非破壊検査法の確立については、食品部と連携しているのかも
しれないが、重なっている印象を受けるので、それぞれの連協を記載した方が良いと
考える。
3.共同研究の状況、産学官の連携及び国際協力等外部との交流
他機関との積極的な共同研究を実施して、多数のプロジェクトの推進に寄与してい
ることが評価できる。国際協力の他、行政支援活動も複数実施している。各種審議会
への参画は多数なされていると評価される。
(16)毒性部
1.研究、試験、調査及び人材養成等の状況と成果(厚労省の施策又は事業への貢献を含
む。)
2.研究分野・課題の選定(厚労省の施策又は事業との関連性を含む。)
3.共同研究の状況、産学官の連携及び国際協力等外部との交流
毒性分野の専門家の全国的に慢性的な人材不足の中で、国立衛研として、最後の砦
ともいうべき役割を研究、試験、調査、人材養成において果たしている。
トキシコゲノミクス研究、エクソソーム中マイクロRNA解析による全身毒性の予
測評価の研究など、①安全性評価という行政の必要性、②動物実験削減の国際的動き
への対応、③最先端の技術の活用というのに対応した研究を行っている。
ナノマテリアルの吸入暴露による有害性評価は、ナノマテリアルの利用に関して重
要な知見を与える研究と評価する。また、次世代の毒性試験法にかかる研究も、実験
動物の使用が厳しくなっていく中で、代替できる部分を模索する研究として重要と考
える。
複数の国内共同研究、国際協力が示されている。国内の各種審議会への参画による
行政支援は多数なされていると評価される。
トキシコゲノミクス技術を具体的な安全性評価・管理現場に持ち込むことができれ
- 19 -
スを用いた意図しない代謝成分変化の検出システムの構築は、今後に期待を抱かせる
研究だと評価する。
現在、分子生物学的な手法が非常に進歩して重要になっていて、それに対応してい
るのみならず、MS を使った代謝産物検出も行われており、これらオミクス技術・イン
フォマティクス技術による課題を設定されており、現代の科学の進歩を十分に取り入
れている。
キノコなどが含む自然毒については、これまで研究調査ときちんとしたデータベー
ス化が進められていなかった部分、経験則による非食・可食分別がなされている部分
が大きいので、ぜひこの部分については整理し進められていかれるようにされたい。
環境、医薬品、食品等の安全に関する諸課題について、広く研究が推進されており、
その対象に関して少し散漫な感がある。
食品中の放射性物質非破壊検査法の確立については、食品部と連携しているのかも
しれないが、重なっている印象を受けるので、それぞれの連協を記載した方が良いと
考える。
3.共同研究の状況、産学官の連携及び国際協力等外部との交流
他機関との積極的な共同研究を実施して、多数のプロジェクトの推進に寄与してい
ることが評価できる。国際協力の他、行政支援活動も複数実施している。各種審議会
への参画は多数なされていると評価される。
(16)毒性部
1.研究、試験、調査及び人材養成等の状況と成果(厚労省の施策又は事業への貢献を含
む。)
2.研究分野・課題の選定(厚労省の施策又は事業との関連性を含む。)
3.共同研究の状況、産学官の連携及び国際協力等外部との交流
毒性分野の専門家の全国的に慢性的な人材不足の中で、国立衛研として、最後の砦
ともいうべき役割を研究、試験、調査、人材養成において果たしている。
トキシコゲノミクス研究、エクソソーム中マイクロRNA解析による全身毒性の予
測評価の研究など、①安全性評価という行政の必要性、②動物実験削減の国際的動き
への対応、③最先端の技術の活用というのに対応した研究を行っている。
ナノマテリアルの吸入暴露による有害性評価は、ナノマテリアルの利用に関して重
要な知見を与える研究と評価する。また、次世代の毒性試験法にかかる研究も、実験
動物の使用が厳しくなっていく中で、代替できる部分を模索する研究として重要と考
える。
複数の国内共同研究、国際協力が示されている。国内の各種審議会への参画による
行政支援は多数なされていると評価される。
トキシコゲノミクス技術を具体的な安全性評価・管理現場に持ち込むことができれ
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