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資料4-2 令和3年度国立医薬品食品衛生研究所 研究開発機関評価報告書 (21 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26761.html |
出典情報 | 厚生科学審議会科学技術部会(第130回 7/14)《厚生労働省》 |
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Physiological System についても、心筋での成果と同様の発展が期待される。
新型コロナウイルス医薬品に対する緊急課題対応がなされている。一方で、その成
果、特に効果が見られる薬剤のデータがプレゼンされているので、これらについては
至急に国際論文に投稿し、レビュー前公開するぐらいの迅速性をもって公表するとこ
ろまでが課題のうちと思って対処されたい。
紹介された課題は iPS 細胞を用いた in vitro の試験・研究に特化したものが多く、
今後も、ヒト iPS 細胞技術から見える毒性発現を臓器や個体レベルに還元できる系の
構築に努めていただきたい。
3.共同研究の状況、産学官の連携及び国際協力等外部との交流
多くの大学、製薬企業等との共同研究を実施している点は、高く評価できる。
また、国際標準確立のために国際機関との協力がなされており、ますますこの方向
性は重要となると思われる。
(18)病理部
1.研究、試験、調査及び人材養成等の状況と成果(厚労省の施策又は事業への貢献を含
む。)
包括的に生体に与える影響を明らかにするという点において病理は非常に重要であ
る。人材育成には是非力を注いでいただきたい。
今後は、高感度指標を導入して、様々な非遺伝毒性発がん物質、遺伝毒性発がん物
質での検証解析を通して、化学発がん機序としての位置づけを明確にして欲しい。
よりヒトに近い曝露方式で曝露期間をより長期にした際の生体影響の検討が望まれ
る。
2.研究分野・課題の選定(厚労省の施策又は事業との関連性を含む。)
発がん物質の早期検出系の開発は興味深い。実用化まで行くように進めて欲しい。
病理の解析は熟練の技と観察眼と経験によるところが大きく、ぜひこれまでの結果
(その実験における投与スケジュールからプレパラート群に至るまで)をデータベー
ス化していく課題を立てるべきである。この課題は国内のみならず国際的課題として
進めていかれたい。AI を用いていくにしても、それをマシンに学習させるのは熟練の
研究者であるから、その研究者がリタイアされる前に早急に課題として立てるべきで
ある。
ナノマテリアルの形状の違いや粒径の違いによる毒性影響に関する研究は、ナノマ
テリアルの利用に関して重要な知見を与えると考える。毒性部のナノマテリアルの吸
入暴露試験との連携があろうと思うが、そのあたりの説明が欲しい。
3.共同研究の状況、産学官の連携及び国際協力等外部との交流
研究課題に対応して共同研究が活発に展開されており、行政への参画も活発である。
FAO/WHO の JECFA,IARC、ICH、OECD などに活動に我が国から参加して国際貢献して
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新型コロナウイルス医薬品に対する緊急課題対応がなされている。一方で、その成
果、特に効果が見られる薬剤のデータがプレゼンされているので、これらについては
至急に国際論文に投稿し、レビュー前公開するぐらいの迅速性をもって公表するとこ
ろまでが課題のうちと思って対処されたい。
紹介された課題は iPS 細胞を用いた in vitro の試験・研究に特化したものが多く、
今後も、ヒト iPS 細胞技術から見える毒性発現を臓器や個体レベルに還元できる系の
構築に努めていただきたい。
3.共同研究の状況、産学官の連携及び国際協力等外部との交流
多くの大学、製薬企業等との共同研究を実施している点は、高く評価できる。
また、国際標準確立のために国際機関との協力がなされており、ますますこの方向
性は重要となると思われる。
(18)病理部
1.研究、試験、調査及び人材養成等の状況と成果(厚労省の施策又は事業への貢献を含
む。)
包括的に生体に与える影響を明らかにするという点において病理は非常に重要であ
る。人材育成には是非力を注いでいただきたい。
今後は、高感度指標を導入して、様々な非遺伝毒性発がん物質、遺伝毒性発がん物
質での検証解析を通して、化学発がん機序としての位置づけを明確にして欲しい。
よりヒトに近い曝露方式で曝露期間をより長期にした際の生体影響の検討が望まれ
る。
2.研究分野・課題の選定(厚労省の施策又は事業との関連性を含む。)
発がん物質の早期検出系の開発は興味深い。実用化まで行くように進めて欲しい。
病理の解析は熟練の技と観察眼と経験によるところが大きく、ぜひこれまでの結果
(その実験における投与スケジュールからプレパラート群に至るまで)をデータベー
ス化していく課題を立てるべきである。この課題は国内のみならず国際的課題として
進めていかれたい。AI を用いていくにしても、それをマシンに学習させるのは熟練の
研究者であるから、その研究者がリタイアされる前に早急に課題として立てるべきで
ある。
ナノマテリアルの形状の違いや粒径の違いによる毒性影響に関する研究は、ナノマ
テリアルの利用に関して重要な知見を与えると考える。毒性部のナノマテリアルの吸
入暴露試験との連携があろうと思うが、そのあたりの説明が欲しい。
3.共同研究の状況、産学官の連携及び国際協力等外部との交流
研究課題に対応して共同研究が活発に展開されており、行政への参画も活発である。
FAO/WHO の JECFA,IARC、ICH、OECD などに活動に我が国から参加して国際貢献して
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