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○先進医療Bに係る新規技術の科学的評価等について別紙3 (28 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000205617_00049.html
出典情報 先進医療会議(第113回 8/4)《厚生労働省》
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きである。このため、本邦で切除経験が最も豊富な主要施設群(Chaudhary RJ et al. J Hepatobiliary
Pancreat Sci 2019 の 10 施設中、9 施設)が移植実施または研究協力医療機関として加わり、協議を
重ねた上で切除不能(切除可能境界含む)の基準が定められた。さらに、本研究ではこの基準を満た
すと考えられる患者の移植適応につき、適応中央判定委員会による中立性・公平性を保った評価で承
認された場合に限り、患者登録に至るという手順を踏むことで、厳格な患者選択を担保している。
② 生体肝移植の適格基準:患者背景(以下の基準すべてを満たすものを適格とする)
a)

年齢が15歳以上70歳未満

b)

全身状態(ECOG performance status)が0もしくは1

c)

以下に示す主要臓器機能の保持されている症例
i. 好中球数:1,500/μL以上
ii. 血小板数:30,000/μL以上
iii. ヘモグロビン:7.5 g/dL以上
iv. 血清クレアチニン値: 1.5 mg/dL以下
v. New York Heart Association (NYHA)心機能分類II度以下
vi. Hugh-Jones呼吸機能分類II度以下

d)

患者本人により文書による同意が得られた症例

除外基準(以下のいずれかに該当するものは除外する)
1.

肝内転移および肝臓以外の遠隔転移を認める症例

2.

リンパ節転移が画像上明らかな症例

3.

肝門部領域胆管癌以外の悪性腫瘍を有する(既往がある場合はがん種、ステージを勘案して適否
を判断)

4.

制御困難な活動性感染を有する

5.

責任医師が本試験への参加を不適当と認める症例

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