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資料2 規制改革推進に関する中間答申(案) (18 ページ)

公開元URL https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/kisei/meeting/committee/221222/agenda.html
出典情報 第15回規制改革推進会議 第56回国家戦略特区諮問会議 合同会議(12/22)《内閣府》
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3.医療・介護・感染症対策
ア プログラム医療機器(SaMD)の開発・市場投入の促進
【a:令和4年度検討開始、令和5年度結論、
b:令和4年度検討・結論、
c~e:令和5年春検討開始、令和5年度結論、
f:引き続き検討を進め、令和5年上期結論】
プログラム医療機器(SaMD:Software as a Medical Device。医療機器プ
ログラム(医療機器のうちプログラムであるものをいう。)又はこれを記録した
記録媒体たる医療機器をいう。以下同じ。)は、我が国における医療水準の引上
げや医師の働き方改革を推進し、地方の高齢者などを含め、全国どこに住んでい
ても高度な医療を受けることを可能とするなどの観点から、また、我が国経済の
成長戦略の観点から、その社会実装は極めて重要な課題である。
会議では令和元年度から本件の議論を行っており、今後、数年間のうちに、S
aMDの上市及び上市後の機能向上が欧米諸国と同程度以上に円滑に進められ
るよう、その開発・市場投入の促進を進めるため、以下の措置を講ずる。
a

SaMDはソフトウェアであり、その物理的性質上、人体に対する侵襲性が
低いことが一般的である一方で、早期の臨床投入により性能の向上が加速する
場合があること、ライフサイクルが他の医療機器よりも相当程度短期的である
といった特性を有するため、SaMDの臨床現場における使用を早期に可能と
する必要があることを踏まえ、SaMDに関する二段階承認制度を導入する方
向(SaMD版リバランス通知を新たに発出することにより対応する場合を含
む。)で検討する。その検討に当たっては、第一段階の承認については、非臨
床試験で評価できる場合や探索的臨床試験が必要である場合の整理、標榜可能
な臨床的意義の範囲など、プログラム医療機器の使用目的や機能等の違いに応
じた検討を行う。なお、第二段階の承認に当たっては、治験による場合の他、
リアルワールドデータなどを活用して有効性の確認を行いうることとする。
b SaMDの承認後の追加学習を通じた有効性向上のためのアップデートなど
一定範囲のアップデートについて、SaMDの上市後の機能向上が欧米諸国と
同程度に確保され、臨床現場に恩恵をもたらすことを目指し、令和4年3月 31
日には人工知能関連技術を活用した医療機器の変更計画の確認申請(IDAT
EN)に関する質疑応答集を発出し、令和4年4月以降も実際に人工知能関連
技術を活用した医療機器でIDATENが適用された実績が出ている。引き続
き、アップデート後の有効性の状況を独立行政法人医薬品医療機器総合機構
(PMDA)があらかじめ開発事業者に確認できることなど一定の条件の下で、
PMDAによる審査省略を含め審査の簡略化を検討する。
c SaMDのライフサイクルの短期性を踏まえ、事業者が迅速に保険償還を受
けられることで、革新的なSaMDの開発を可能とする観点から、SaMDに

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