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資 料 3-2 令和4年度第1回適正使用調査会の審議結果について (20 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_30905.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会血液事業部会運営委員会(令和4年度第4回 2/7)《厚生労働省》
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実技講習会、教育講演会、連携会議、出張指導であった。
④ 合同輸血療法委員会に参加しているのは 38 施設であり、その場で僻地・離島の輸血医療体
制について検討したことがあるのは 12 施設であった。
図 11 地域で輸血医療を完結する体制(令和 3 年度適正使用調査会 牧野参考人資料より)

Blood Rotation (BR)について
Blood Rotation (BR):僻地・離島の医療機関に定期的に輸血用血液を搬送し、一定期間在庫血と
して運用後、未使用の血液を(血液センターが)回収し、大規模病院へ再出庫することにより有効
利用を図るシステム
BR の要望がある施設は 15 施設であった。
これらの僻地・離島では輸血が必要な重篤な病態の患者を受け入れる施設が 26 施設存在した。
所属地域の自治体に輸血医療の地域連携について相談・要請を行った施設は 5 施設、血液セン
ターに輸血医療の地域連携について相談・要請を行った施設は行った施設は 22 施設であった。
【考察】
① 僻地・離島の輸血実施施設からの回答は、全回答施設の 3.1%に当たる 134 施設であった。
300 床未満施設が 94.8%であった。
② 血液センターからの定期搬送にかかる時間は、僻地での施設では 2 時間以内が 50%で、4
時間以内に 76%の施設で完了したが、離島の施設では 4 時間以上かかることがあった。
③ 僻地・離島には中核となる病院が全体の 59%(73 施設)を占め、輸血管理料は 48%(60 施設)で
取得していた。一方、地域医療支援病院は 37%(44 施設)を占めていた。
④ 合同輸血療法委員会への参加は 30%であった。
⑤ Blood Rotation に関しては、輸血用血液製剤を近隣の病院に融通したことがある施設は 10 施
設あった。
⑥中核となる病院は、周辺医療機関に対して技術的指導が可能と回答している施設が 11%(13 施
設)存在し、主に問題発生時の相談体制、実技講習会、教育講演会、連携会議、出張指導であっ
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