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資 料 3-2 令和4年度第1回適正使用調査会の審議結果について (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_30905.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会血液事業部会運営委員会(令和4年度第4回 2/7)《厚生労働省》
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令和4年度第1回適正使用調査会
資料1-1

令和 4 年度適正使用調査会

令和 4 年度血液製剤使用実態調査報告 (適正使用調査会用資料)
「医療機関における血液製剤の適正使用について」
日本輸血・細 胞治療学会

輸血業 務に関す る総合的調 査実施小 委員会

【緒言】
血液法の基本方針において「医療関係者は、血液製剤が人の血液に由来する有限で
貴重なものであること及び原料に由来する感染のリスク等について特段の注意を払
う必要があることを十分認識し、患者に真に必要な場合に限って血液製剤を使用する
など、適切かつ適正な使用を一層推進する必要がある。これは国内自給及び安定供給
の確保の観点からも重要である」と記載されている。また国の役割として、医療機関
における血液製剤の使用状況について定期的に評価を行うなど の適正使用を更に促
進するための方策を講ずることも示されている。本血液製剤使用実態調査は日本で輸
血用血液を使用している全施設を対象として血液製剤の使用状況等を調査し、適正使
用を推進するための基礎資料作成を使命とする。過去の調査や適正使用調査会の検討
から輸血部門での適正使用の推進や小規模施設、僻地・離島での輸血医療に課題のあ
ることが指摘された。今回の重点項目は、①輸血部門の業務についての意識調査(適
正使用への課題・効果的な取り組みも含む)、②小規模医療施設(離島・僻地を含む)
における輸血医療体制であり、本稿では前者について報告する。
【調査対象施設】
2021 年度に日本赤十字社より輸血用血液の供給を受けた 9,357 施設を対象とした。
【調査期間と内容】
2021 年 4 月~2022 年 3 月までの 1 年間の血液製剤(輸血用血液、アルブミン製剤、
免疫グロブリン製剤等)の使用状況と輸血管理・実施・評価体制などについて調査し
た。
【調査方法】
調査前年に日本赤十字社より輸血用血液の供給を受けた全医療機関のリストを国
から提供いただき、仕様書に準じて調査票を作成し、9 月 15 日までに全医療機関に
郵送した。回答は日本輸血・細胞治療学会のホームページ上の WEB への入力、あるい
は回答を記載した文書の郵送により行った。11 月 21 日を回答期限とし、12 月にデー
タを集計・分析した。
【調査結果】
・基本的事項:輸血実施施設数と回答率
本年度(2021 年度使用状況)の調査は対象施設を 9,317 施設(返却・辞退 40 施設
を除く)とした。回答施設は 4753 施設(回答率 51.01%)であり、500 床以上の 88.4%
に対し、19 床以下では 38.3%であった(図 1、2)。なお、2021 年度と比して輸血実
施施設数は 300 床以上でほぼ横ばい、1-299 床では減少(134 施設)、0 床では増加し
た(61 施設)。

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