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資 料 3-2 令和4年度第1回適正使用調査会の審議結果について (7 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_30905.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会血液事業部会運営委員会(令和4年度第4回 2/7)《厚生労働省》
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令和 4 年度適正使用調査会

図5

輸血部門で業務と考えている事項(0~299 床)

2. 輸血部門で適正使用の評価を業務と考えている 施設の特徴(300 床以上を中心に)
適正使用の評価を業務と考えている施設の特徴を調べるため、輸血管理体制、
適正使用推進に効果があったもの ・必要なこと、適正使用に関して連携している
部門などについてχ 2 検定により分析した。適正使用の評価を業務と考えている施
設と考えていない施設の間で有意差が見られたのは、輸血管理体制では学会認定・
臨床輸血看護師の在籍(500 床以上)、専任の輸血担当技師(300~499 床)の 2 項
目であった(図 6)。適正使用推進に効果があった事項で有意差を認めたのは、病
院機能評価と輸血機能評価の 2 つであった(図 6)。適正使用推進に必要なことで
は、最新の使用指針の情報提供、輸血オーダーシステムの改善、輸血管理料の改
定、外部監査の活用の 4 項目で有意差を認めた(図 7)。連携部門で有意差がみら
れたのは、看護部門、薬剤部門、診療部門、手術部門等であった(図 8)。また、
輸血部門が適正使用についての情報提供を行いやすい環境 があると適正使用の評
価を業務と考える施設の割合が有意に高かった。
血液製剤の使用基準遵守についての事前評価 を業務と考えていた施設のうち輸
血オーダー時の評価(全評価と一部評価)を実施していたのは 300~499 床の 73%、
500 床以上の 79%であった。全評価と一部評価 の施設の間での評価方法に差異は
みられず、輸血(検査)システム上での検査値確認と電子カルテの病名・病態の
確認が多かった。また、事後評価を業務と考えてい た施設のうち 事後評価(全評
価と一部評価)を実施していたのは 300~499 床の 69%、500 床以上の 76%だっ
た。事後評価方法は主に輸血療法委員会での検討であり、300 床以上では 手術準
備血と実際に使用された輸血量や不適正使用が疑われた症例の臨床経過の提示が
多く、100 床~299 床ではそれらに加えて輸血前後の検査値リストの提示、100 床
未満では輸血前後の検査値リストの提示が多かった。

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