参考資料2 地域づくり支援ハンドブックvol.1 (145 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_32533.html |
出典情報 | 介護予防・日常生活支援総合事業の充実に向けた検討会(第1回 4/10)《厚生労働省》 |
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地域ケア会議の基本的事項を教えてください(目的・意義)
地域ケア会議
基本的事項
地域ケア会議とは
地域ケア会議は、介護保険法に基づき市町村が設置し、市町村または地域包括支援センターが運営す
る「行政職員をはじめ、地域の関係者から構成される会議体」です(法第115 条の48)。
地域ケア会議の目的は、地域の多様な専門職や住民等が、個々の高齢者等の課題に関して検討するこ
とで、高齢者等個人に対する支援の充実とともに、複数の高齢者等に影響を与える地域の課題を把握
し、地域づくり、資源開発、政策形成などで、その解決に向けて取り組むことによって、地域包括ケ
アシステムの構築を推進することです。地域ケア会議自体はあくまでそのための手段です。
<地域ケア会議の目的>
高齢者の実態把握と
地域包括支援ネットワークの構築
地域課題の把握
地域づくり、資源開発ならびに政策形成など
地域の実情に応じて必要と認められる事項
地域での尊厳ある
その人らしい生活の継続
個別ケースの
支援内容の検討
地域包括ケアシステムの構築
+
高齢者個人に対する支援の充実
介護支援専門員による自立支援に
資するケアマネジメントの支援
出典:一般財団法人 長寿社会開発センター「地域ケア会議運営マニュアル」(平成25年3月)、H24年度老健事業
地域ケア会議は開催の目的によって地域ケア個別会議と地域ケア推進会議に大別されます。
地域ケア個別会議:個人の課題への対応を、本人や家族、ケアマネジャー、専門職、民生委員、自
治会役員、ボランティア、NPO法人、行政職員、地域包括支援センター職員等の参加によって、多
様な視点から検討することで、地域におけるその人らしい生活の継続を支援していく
地域ケア推進会議:地域課題への対応等を、地域住民、専門職、行政職員、地域包括支援センター
職員等が検討することで、地域づくり、地域の資源開発、政策形成等を通して地域課題の解決につ
なげていく
なお、各市町村における実際の会議体やその体系については、自治体規模や地域の実情に応じて、地
域包括支援センターとも協働しながら設計していきます。
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