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参考資料2 地域づくり支援ハンドブックvol.1 (36 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_32533.html
出典情報 介護予防・日常生活支援総合事業の充実に向けた検討会(第1回 4/10)《厚生労働省》
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都道府県の役割を教えてください
都道府県には、伴走時のみでなく支援の環境構築や継続的なフォローも含めて、多
面的な役割が期待されています。試行錯誤しながら市町村への効果的・効率的な支
援を目指しましょう。

支援の投資対効果も意識しながら戦略的に
伴走支援には相応に時間や労力が必要なため、特定の市町村に介入し続けることや、同時に多数の市町
村に伴走支援に入ることは現実的ではないかもしれません。支援に費やせるリソース(人員、予算、期
間等)を見込んだ上で、計画的・戦略的に支援をしていくことが大事です。
都道府県の役割としては、深く関わる伴走支援時以外に、事前の支援環境の構築も大事ですし、常時・
継続的な支援として情報提供や人材育成支援、関係団体とのつなぎといったことも重要な役割です。
以下に各場面での役割のイメージを参考として示していますが、必ずしも場面ごとに明確な線引がある
わけではありません。市町村の状況・ニーズに応じて、柔軟な対応を心がけましょう。

伴走支援などの介入時

支援環境の構築・改善
管内市町村の地域づくりの状況把握
他市町村のデータや傾向との比較、分析
都道府県内での支援チーム組成、方針策定

対話による関係構築

厚生(支)局や本省との連携体制の構築

ビジョンの明確化

制度や事例等の情報収集、アップデート など

現状把握、データ比較・分析
課題の抽出・整理・優先順位付け
要因分析、真因の把握
事業見直し案の検討、デザイン
具体的施策の検討

常時・継続的な支援

関係者の巻き込み、仲間づくり

定期的な進捗状況の把握、相談にのる

市町村の首長への訴求

取組事例や参考情報の収集、管内への発信

財源検討、予算確保の支援

市町村をまたがる広域的調整

外部アドバイザーの派遣 など

人材育成、研修の実施
関係団体とのつなぎ、場の設定 など

市町村が求めていること、支援者として実施していることや成果、などを整理してみましょう




株式会社 日本能率協会総合研究所「介護予防・日常生活支援総合事業等の充実のための市町村支援 都道府県マニュアル」
(令和4年3月)、R3年度老健事業

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