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今後の脳科学研究の方向性について 中間とりまとめ(案) (11 ページ)

公開元URL https://www.lifescience.mext.go.jp/2023/06/7050629.html
出典情報 ライフサイエンス委員会 脳科学作業部会(第7回 6/29)《文部科学省》
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分野 7 及び 8 以外の 18 課題に対して、公募において、データサイエンテ
ィストを研究参画者に含めることを採択の要件とした。これにより、GWAS
(Genome-Wide Association Study)等のデータベースや数理モデルの構築
に関する研究などが進んでいる。また、新たにデータサイエンティストを
雇用した事例もあり、若手の育成も促進されている。

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・双方向トランスレーショナル研究
双方向トランスレーショナル研究を推進する 13 課題を採択し、基礎と臨
床の連携体制の構築を進めている。例えば、疾患モデル動物、iPS 細胞等を

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用いた疾患メカニズム解明等の基礎研究と、臨床検体を用いた臨床研究を
結びつける双方向トランスレーション研究も順調に進行している。この成
果として、筋萎縮性側索硬化症 (ALS) 患者の体液バイオマーカー (代謝
物質、蛋白質、miRNA) の解析により、特定の代謝経路が ALS 病態に関与し
ている可能性を見いだし、薬理学的な進行抑制が可能なことを ALS 動物モ
デルで見いだす等の成果が得られている。

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・ブレインバンクネットワークの整備
ヒト死後脳の活用は、認知症などの脳神経疾患を理解していくための重
要な基盤である。ブレインバンクネットワークとして拠点数の拡大に加え、
自動免疫染色装置やハイスループットスライドスキャナーを整備し、国際

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標準に匹敵する高品質のヒト死後脳試料の提供が可能となる体制構築を進
めている。また、英国の MRC との国際共同研究により、加齢依存的に形成
される新規蛋白質凝集体)を発見するなどの成果を創出している。

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(ⅳ)横断萌芽
令和 3 年度に、若手を含めた研究者の独創性、革新性及び先進性を強く支援・
促進することを目的に、3 年間のプロジェクトとして開始した。若手6枠 3 割の
設定や異分野からの参画を促す公募課題とするなど、脳科学研究の裾野拡大プ
ロジェクトとして推進している。
若手採択課題は、令和 3 年度が 32 課題中 14 課題、令和 4 年度が 5 課題中 3

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課題であり、若手の研究参画の拡大が図られている。また、採択率は、令和 3
年度が 15.6%、令和 4 年度が 3.7%であり、脳科学研究の若手研究者、異分野
からの参画等のニーズは高い状況である。
領域横断的な基礎脳科学研究を推進する課題としては、令和 3 年度、令和 4

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採択年度 4 月 1 日において、年齢が男性の場合は満 40 歳未満、女性の場合は満 43 歳未満の者、又は
博士号取得後 10 年未満の者を指す。

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