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今後の脳科学研究の方向性について 中間とりまとめ(案) (24 ページ)

公開元URL https://www.lifescience.mext.go.jp/2023/06/7050629.html
出典情報 ライフサイエンス委員会 脳科学作業部会(第7回 6/29)《文部科学省》
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ワークである IBI について、当面は参画するものの、海外機関の関与状況、新し
い研究プロジェクトとの関係性を踏まえつつ、関与の在り方を含めて検討する
ことが望ましい。

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⑥AMED の他事業(関係省庁を含む)との連携
神経疾患・精神疾患関連の研究については、基礎研究の成果を臨床研究に繋げ
ていく観点から、関係省庁が一体となって推進していくべきである。
このため、厚生労働省において推進している認知症等を対象としたコホート
研究や疾患研究と積極的に連携する。これにより、基礎の研究成果を次世代バイ
オマーカー開発や病態メカニズム解明につなげていく研究が期待される。
また、AMED が整備している BINDS(生命科学・創薬研究支援基盤事業)やバイ
オバンク(東北メディカルメガバンクやバイオバンクジャパンなど)などとの連
携を積極的に行い、効果的に研究を推進することが重要である。

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⑦ 研究成果の発信
脳科学研究でこれまで多額の研究費が投入されていることや、臨床データの
活用や更なる拡充に向けて、研究の目的・価値の理解を得ることが重要であるこ
とから、積極的に成果を発信していくことが必要である。

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⑧ 脳科学研究の裾野拡大や人材育成

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脳科学研究が持続的に発展していくためには、若手、中堅を含めた裾野拡大が
重要な課題である。
このため、若手枠、異分野枠・萌芽枠などを設定し、積極的に若手人材育成や
異分野からの参画等を推進していくことが必要である。また、若手研究者に対し
て、中核拠点を中心に解析支援などの研究支援を行うことで、高度な技術が必要
となる高精度な機器の活用が可能となるなど、若手研究者の研究力向上、脳科学
研究のコミュニティの底上げにつながることが期待される。

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⑧倫理的・法的・社会的課題(ELSI)
精神・こころに深く関与する学問である脳科学研究は、倫理的問題と表裏一体
であり、社会と調和した脳科学研究を推進するためには倫理的問題の継続的な
抽出そのものが重要な課題である。また、脳科学研究は、社会変革をもたらすイ
ノベーションの源泉であり、新しい社会的合意やルールの整備が課題となる可
能性もある。さらに、動物実験においては、引き続き、倫理面を配慮して、研究
を実施すべきである。
本分野は、研究全体に跨るものであるため、新たに設置する支援班を通じて実
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