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今後の脳科学研究の方向性について 中間とりまとめ(案) (16 ページ)

公開元URL https://www.lifescience.mext.go.jp/2023/06/7050629.html
出典情報 ライフサイエンス委員会 脳科学作業部会(第7回 6/29)《文部科学省》
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(2)重要研究課題例
これまでの成果や課題を踏まえ、脳とこころの研究推進プログラム内のプロ
ジェクトを見直し、大学、研究機関等に対して、革新的で独創的な研究を以下の
重要課題研究例に沿って支援を行うべきである。
また、可能な限り最新の研究内容や新しい研究者を取り込み、研究の活性化を
図ることを目指し、事業開始から 3 年度程度までは、原則、毎年新規採択を行う
こととする。
なお、疾患メカニズム、横断萌芽については、当初の計画どおり令和6年度ま
で実施し、その後、新しい研究プロジェクトに統合する。令和7年度以降の統合
を見据え、新しい研究プロジェクトと両プロジェクトとの間では、例えば、PS 間
や研究者間の意見交換などの成果の共有を含めた連携を進めていくことが必要
である。

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(ⅰ)革新的技術・研究基盤の整備・高度化
これまで革新脳や国際脳等で整備したデータベース、疾患モデル動物を
含む動物資源、死後脳等の研究基盤の整備・高度化を実施。多種・多次元・
多階層データを創出・統合する革新的技術を開発。

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研究課題例:
・特定の立体構造をもつタンパク凝集体17・オリゴマー又はシナプス等を可
視化する革新的イメージング技術開発

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・リアルタイムで細胞と回路の関係性を計測する革新的顕微鏡開発
・皮質下(例:視床等)を対象とした計測・イメージング技術開発
・特定のニューロン種を操作する技術開発
・各階層のデータをつなぐ情報科学技術の開発
・ヒト MRI データベース、マーモセット脳データベース等を統合したニュ
ーロデータプラットフォームの整備
・マーモセット・疾患マーモセットの整備・標準化
・死後脳ネットワークの高度化
・ヒト病態を反映する妥当性の高い動物モデル・ヒト神経組織モデルの開
発 等

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(ⅱ)ヒト脳高次機能のダイナミクス解明
ヒト脳の高次機能(認知、記憶や学習、情動、意思決定・意思、社会性
や他者理解、創造性等)に関して、分子・細胞・回路等の階層ごとでダイ
ナミクスを解明し、さらに、各階層をつなぐことで根本的解明につなげる。

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アミロイドβ、タウ、αシヌクレイン等

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