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今後の脳科学研究の方向性について 中間とりまとめ(案) (22 ページ)

公開元URL https://www.lifescience.mext.go.jp/2023/06/7050629.html
出典情報 ライフサイエンス委員会 脳科学作業部会(第7回 6/29)《文部科学省》
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・統合データベース
データ駆動型研究を加速させるために、データの公開・共有を原則とし、
NBDC 等の既存のデータベースを最大限活用することとする。その上で、本プ
ロジェクトでは、これまでの脳関連のデータベースを統合し、ユーザーニー
ズを踏まえ、統合データベースとして、統合解析の機能もあわせて一体的に
整備すべきである。これにより、ユーザーが一つの窓口から本プロジェクト
に関するデータを入手できるようになる。
また、質の高い研究データとし、企業においてもデータ利活用が進められ
るようなデザインにするとともに、データの量及び質を高める取り組みが必

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要である。
量の観点から、新しいプロジェクトで創出されたデータは、原則、指定され
たデータベースに格納等23することとし、質の観点から、例えば、国際脳で開
発したハーモナイゼーションや HARP などを活用しデータの標準化を図ると
ともに、データのクオリティチェックができる仕組みが必要である。

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・解析・計測機器
高額・大型の機器、高度な技術を要する機器(例えば、オミクス解析装置や
脳をリアルタイムで計測できるプローブや広視野顕微鏡など)については、
新しいプロジェクトの参画研究者を対象に共用設備として整備・高度化すべ
きである。

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また、脳研究の裾野拡大や効率的・効果的な研究を実施するため、特に若手
研究者や異分野からの研究者に対しては、共用設備の利用とあわせて解析支
援を行うことが重要である。

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・実験動物
革新脳で整備してきた野生型マーモセットについては、引き続き、世界を
先導するため、日本発の飼育環境・条件等の国際標準化を推進していく必要
がある。また、疾患マーモセットについては、将来的に製薬企業における創
薬研究に活用されることも念頭に、国際標準もみつつ、非ヒト霊長類として
の強み、疾患モデル動物としての有効性を示すとともに、繁殖環境の強化が
必要である。

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マウスなどについては、疾患研究における評価系としての活用、非ヒト霊
長類を用いた研究との連携など、引き続き活用していくことが必要である。

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・生体試料(死後脳)
死後脳リソースを用いた研究は、シングルセルレベルでの解析やクライオ

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データベースにデータの格納又はリポジトリの登録など

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