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今後の脳科学研究の方向性について 中間とりまとめ(案) (18 ページ)

公開元URL https://www.lifescience.mext.go.jp/2023/06/7050629.html
出典情報 ライフサイエンス委員会 脳科学作業部会(第7回 6/29)《文部科学省》
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革新的技術や研究基盤により創出されたデータ、脳機能・疾患メカニズ
ム解明等の成果を統合し、様々なアプローチからヒト脳の数理モデルや病
態モデルを開発し、デジタル空間上で再現することで、研究基盤「デジタ
ル脳」を構築する。また、数理モデルの精度向上のため、ウェット実験で
の検証等も実施していくこととする。
研究課題例:
・マーモセット等のモデル動物の数理モデルを活用したヒト脳の神経回路
マップを数理モデル開発で表現し、デジタル空間上で再現
・統合データベースを活用した数理モデルを開発し、デジタル空間上で再
現。
・神経回路、細胞、分子をつなぐ数理モデルを開発し、デジタル空間上で
再現
・病態メカニズム等に基づく回路と細胞をつなぐ病態予測モデル開発を行
い、デジタル空間上で再現 等

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(ⅴ)神経疾患・精神疾患の治療等のシーズ開発
脳の機能解明に基づく疾患の診断・治療シーズ開発を実施する。また、
疾患に関する原因分子の同定・解析や、病態メカニズムや数理モデルに基
づく診断・治療シーズ開発や、医療機器を活用した治療シーズの開発など
を実施する。
研究課題例:
・変性タンパク質の分子構造に基づく創薬ターゲット因子の開発
・蓄積した凝集タンパク質の除去や修復法の開発
・神経回路の再生・修復等による回復治療法等の開発
・凝集タンパク質の伝播を止める治療法の開発
・疾患マーモセット等のモデル動物や数理モデルを活用し疾患関連回路に
着目した新規治療法開発
・医療機器を活用し、病態・症状が進展した状態において残された回路機
能を活用した治療法の開発
・性差の病態メカニズムに基づく診断・治療シーズ開発
・ニューロフィードバック等を活用した診断・治療法の開発
・超早期を対象とした、病態メカニズム等に基づく病変タンパク質や神経
炎症等を対象とした簡易バイオマーカー開発(血液、デジタル等) 等

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