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2015年12月09日(水)
[改定速報] 次期改定に向けて関係業界から意見聴取 薬価専門部会
- 厚生労働省は12月9日、中央社会保険医療協議会の「薬価専門部会」を開催し、関係業界からの意見聴取を実施した。 業界団体を代表して日本製薬団体連合会の野木森雅郁会長(アステラス製薬株式会社代表取締役会長)は単なる薬剤費の節減のみを目的とせず、「新薬のイノベーション評価の拡充と、基礎的医薬品の供給確保のための薬価上の措置を十分に行ってこそ、各政策目標の達成に繋がると確信する」と主張した(p4参照)。・・・
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2015年12月09日(水)
[改定速報] 7対1の在院日数短縮化、診療側と支払側が対立 中医協・総会1
- 厚生労働省は12月9日、中央社会保険医療協議会の「総会」を開催し、2016年度の診療報酬改定に向けて、「入院医療」をテーマに、「急性期入院医療」などを議論した。 厚労省は【7対1入院基本料】の届出病床数は前回診療報酬改定のあった2014年度は減少したと説明。ただし、直近の6カ月では増加している。また、2014年度以降の7対1入院基本料の届出病床数は、半年ごとの増減を合計すると1年半の間に、約3万床増加した一方、4.1万・・・
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2015年12月09日(水)
[改定速報] 重症度、医療・看護必要度、手術等のM項目新設 中医協・総会2
- 12月9日の中央社会保険医療協議会の「総会」では、「急性期入院医療」をテーマに、(1)平均在院日数―のほか、(2)患者像の評価、(3)在宅復帰率―なども議論した。 (2)に関しては、前回2014年度改定で、「重症度、医療・看護必要度」のA項目(モニタリング・処置)3点以上、かつ、B項目(患者の状況等)3点以上の患者が9割以上」などを評価する高点数区分が新設されたほか、施設基準が厳格化されている。現在、【7対1入院基・・・
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2015年12月09日(水)
[改定速報] 患者像の評価の見直しシミュレーションを提示 中医協・総会3
- 12月9日の中央社会保険医療協議会の「総会」では、「急性期入院医療」をテーマに、(1)平均在院日数―のほか、(2)患者像の評価、(3)在宅復帰率―なども議論した。(2)では、10月23日月の中医協総会で委員から複数寄せられた「重症度、医療・看護必要度」に関する手術直後、認知症・せん妄の患者などを評価に加えたシミュレーションも示された。 今回、厚労省は入院医療等の調査・評価分科会の取りまとめをもとに、「重症度、・・・
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2015年12月09日(水)
[改定速報] 在宅復帰率、自宅退院をより評価・基準引き上げ 中医協・総会4
- 12月9日の中央社会保険医療協議会の「総会」では、「急性期入院医療」をテーマに、(1)平均在院日数―のほか、(2)患者像の評価、(3)在宅復帰率―なども論点が示され、委員が議論した。 (2)では厚労省のシミュレーションに関して、幸野庄司委員(健康保険組合連合会理事)は「25%でも、実質4.9万~2.9万床の減少。最低の基準だ」と強調。一方、猪口雄二委員(全日本病院協会副会長)は「シミュレーション(p38参照)で・・・
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2015年12月08日(火)
[臓器移植] 臓器ごとに臓器移植法施行後の移植実施数が示される 厚労省
- 厚生労働省は12月8日、「臓器移植の実施状況等に関する報告書」(p2~p8参照)を公表し、参議院厚生労働委員会に報告した。1997年に制定された臓器移植法にもとづいて毎年、厚労省が作成し、参院厚労委員長あてに提出されている(p1参照)。 報告書は、(1)臓器移植の実施状況(p2~p5参照)、(2)移植結果(p6参照)、(3)厚労省などの取り組み―を柱とする(p7~p8参照)。 (1)では、2015年11月2日現在の・・・
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2015年12月08日(火)
[医療改革] 高額療養費、診療報酬財源に充てる事実はない 厚労相
- 塩崎恭久厚生労働大臣は、12月8日の閣議後記者会見で、高額療養費制度の見直しや薬価調査の結果などについて言及した。 塩崎厚労相は、高額療養費制度の見直しによって浮いた財源を診療報酬に充てる案が検討されていると一部報道があったことに関して、「(高額療養費制度の見直しは)7日の経済財政諮問会議で配られた改革工程表案で、関係審議会で検討して2016年末までに結論を得ると整理されている。報道にあるような、高額療・・・
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2015年12月08日(火)
[介護保険] 「実態調査」と「概況調査」の見直し案を提示 介護事業調査委
- 厚生労働省は12月8日、社会保障審議会・介護給付費分科会の「介護事業経営調査委員会」を開催し、「介護事業経営実態調査」および「介護事業経営概況調査」の「見直し案」(p3~p4参照)を提示した。 この調査は、次期介護報酬設定のための基礎資料を得ることを目的に3年周期で実施され、9月14日の前々回会合では調査に関する論点が、11月16日の前回会合では論点に対する対応案などが示されている。見直しは、今後の介護報酬・・・
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2015年12月08日(火)
[募集] 厚生労働施策のモニター 450人募集 厚労省
- 厚生労働省は12月8日、厚生労働行政モニターの募集を公表し応募を呼びかけた。国民生活に密着した厚生労働行政の重要施策などに関して随時、意見や要望を報告するもので、応募資格は20歳以上の日本国民。モニター期間は2016年4月1日から1年間(p2参照)。募集人員は450人で、電子メールで応募する(p2参照)。募集期間は2016年1月22日まで(p3参照)。・・・
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2015年12月08日(火)
[通知] 医薬品5品目の名称を新たに定める 厚労省
- 厚生労働省は12月8日付で、5品目の「医薬品の一般的名称(JAN)」を新たに定めたことを周知する通知を発出した(p1参照)。5品目は次の通り。 「セベリパーゼ アルファ(遺伝子組み換え)」(p2~p3参照)、「ノナコグ ベータ ペゴル(遺伝子組み換え)」(p4~p6参照)、「ツロクトコグ アルファ ペゴル(遺伝子組み換え)」(p7参照)、「ダモクトコグ アルファ ペゴル(遺伝子組み換え)」・・・
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2015年12月07日(月)
[改定速報] 次期2016年度の「診療報酬改定の基本方針」を決定 厚労省
- 厚生労働省は12月7日、社会保障審議会の「医療保険部会」、「医療部会」で議論していた次期2016年度の「診療報酬改定の基本方針」が決定したと公表した(p1参照)。 12月2日の「医療保険部会」と、12月4日の「医療部会」で提示されていた内容から、文言の重複を削除したのみで大きな修正はなく決定している。 また、両部会の委員の間で、4番目の視点の「効率化・適正化を通じて制度の持続可能性を高める視点」の残薬に関す・・・
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2015年12月07日(月)
[介護] 「仕事と家庭の両立支援対策の充実」案を提示 雇用均等分科会
- 厚生労働省は12月7日、労働政策審議会の「雇用均等分科会」を開催した。今回は、「育児・介護休業制度の見直し」を議題とし、「仕事と家庭の両立支援対策の充実案」が提示された。 同案では、「仕事と家庭の両立支援対策の方向性」(p5~p11参照)の中で、「介護離職を防止し、仕事と介護の両立を可能とするための制度の整備」(p5~p8参照)について、(1)仕事と介護の両立支援制度の位置づけ(p5参照)、(2)介護休・・・
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2015年12月04日(金)
[障害者] 障害者総合支援法見直しに向け報告書案を提示 障害者部会
- 厚生労働省は12月4日、社会保障審議会の「障害者部会」を開催し、「障害者総合支援法施行3年後の見直し」についての報告書案(p2~p39参照)を提示した。 同部会では、2013年に施行された「障害者総合支援法」の施行後3年をめどとした見直しをみすえ、4月から検討を開始し、計45団体からヒアリングを実施するとともに、施策全般の見直しに向けた検討を行い、今回、今後の取り組みについての報告書案が取りまとめられた・・・
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2015年12月04日(金)
[介護保険] 2015年8月の介護サービス受給者数は400万900人 厚労省
- 厚生労働省は12月4日、2015年8月審査分の介護給付費等実態調査月報を公表した。受給者は、介護予防サービス115万900人、介護サービス400万900人。受給者1人あたり費用額は、介護予防サービス3万6,700円、介護サービス19万2,500円だった(p1参照)。 要介護状態区分別に見た受給者数では、居宅サービス受給者数は要介護1が90万6,300人、要介護2が84万1,000人、要介護3が51万4,800人、要介護4が36万3,800人、要介護5が24万3,9・・・
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2015年12月04日(金)
[医療保険] 協会けんぽ、3月の平均標準報酬月額27万9,789円 厚労省
- 厚生労働省は12月4日、協会管掌健康保険事業月報(2015年3月速報値)を公表した。加入者数は3,639万人(前年同期比2.10%増)で、このうち、被保険者数2,090万人(同2.95%増)、被扶養者数1,549万人(同0.98%増)。平均標準報酬月額は27万9,789円(同0.96%増)、標準報酬総計5兆9,824億円(同4.34%増)だった。また、法定の医療給付費は総計4,268億円(同5.03%増)で、このうち、入院1,307億円(同7.91%増)、入院外1,603・・・
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2015年12月04日(金)
[医療保険] 組合健保、3月の平均標準報酬月額37万72円 厚労省
- 厚生労働省は12月4日、組合管掌健康保険事業月報(2015年3月速報値)を公表した。保険者数は1,409組合(前年同月比0.70%減)で、加入者数は2,913万人(同0.49%減)、このうち、被保険者数1,564万人(同0.30%増)、被扶養者数1,348万人(同1.40%減)。平均標準報酬月額は37万72円(同0.96%増)、標準報酬総計6兆983億円(同1.17%増)だった。また、法定の医療給付費は総計3,063億円(同2.00%増)で、このうち、入院820億円・・・
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2015年12月04日(金)
[改定速報] かかりつけ薬剤師の要件明確化、包括評価も検討 中医協・総会1
- 厚生労働省は12月4日、中央社会保険医療協議会の「総会」を開催。2016年度の診療報酬改定に向けて、「調剤報酬」をテーマに、(1)かかりつけ薬剤師・薬局の評価、(2)対人業務の評価の充実、(3)いわゆる門前薬局の評価の見直し―などを議論した。大筋で方向性を了承している。 (1)では、(i)かかりつけ薬剤師の評価、(ii)かかりつけ機能を有する薬局の評価【基準調剤加算】―が主に議論された。2015年10月に厚労省が策定・・・
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2015年12月04日(金)
[改定速報] 薬剤服用歴管理指導料、2回目以降低点数が論点 中医協・総会2
- 12月4日の中央社会保険医療協議会の「総会」では、「調剤報酬」をテーマに、(1)かかりつけ薬剤師・薬局の評価―のほか、(2)対人業務の評価の充実、(3)いわゆる門前薬局の評価の見直し―を議論した。 (2)に関して、今回、厚労省は薬局の業務について、調剤重視から服薬管理・指導重視への転換を検討することや従来の対物業務から対人業務へと移行することが求められていると指摘(p72参照)。このため、(i)【薬剤服・・・
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2015年12月04日(金)
[改定速報] 妥結率向上、20店以上薬局で単品単価取引進まず 中医協・総会3
- 12月4日の中央社会保険医療協議会の「総会」では、「調剤報酬」をテーマに、(1)かかりつけ薬剤師・薬局の評価、(2)対人業務の評価の充実―のほか、(3)いわゆる門前薬局の評価の見直し―を議論した。 (3)では、【調剤基本料】と「未妥結減算」が中心に議論された。前回2014年度改定で、処方せんの受付回数が多く、特定の医療機関からの集中率が高い薬局は低い点数の【調剤基本料】を適用。「処方せん受付回数月2,500回超か・・・
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2015年12月04日(金)
[改定速報] 処方せん受付回数と集中率による特例対象拡大へ 中医協・総会4
- 12月4日の中央社会保険医療協議会の「総会」では、「調剤報酬」をテーマに、(1)かかりつけ薬剤師・薬局の評価、(2)対人業務の評価の充実―のほか、(3)いわゆる門前薬局の評価の見直し―について論点が示されている。 (3)では、厚労省は資料説明などを踏まえ、厚労省は「いわゆる門前薬局の評価見直し」の論点を次のように示した(p94参照)。●大規模門前薬局の評価の適正化のため、以下のような取り扱いとする○現行の・・・
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2015年12月04日(金)
[改定速報] 2016年度診療報酬改定「基本方針案」が提示される 医療部会
- 厚生労働省は12月4日、社会保障審議会の「医療部会」を開催し、2016年度診療報酬改定に向けて「基本方針案」(p3~p8参照)を示した。この基本方針案は、12月2日の同審議会「医療保険部会」で示されたものと同じ。また、「医療部会」では11月19日に開いた前回会合で、基本方針の骨子案が示されていた。 基本方針案は、改定にあたっての基本認識(p3~p4参照)/改定の基本的視点と具体的方向性(p4~p7参照)/将来をみす・・・
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2015年12月04日(金)
[インフル] 11月23日~11月29日の定点あたり報告数は0.17人 厚労省
- 厚生労働省は12月4日、2015年第48週(11月23日~11月29日)におけるインフルエンザの発生状況(p1~p7参照)を発表した。定点あたり報告数は0.17人(総数831人)で(p3参照)、第47週(11月16日~11月22日)の同0.19人(p4参照)より減少。都道府県別では、沖縄県1.10人、富山県0.44人、愛知県0.38人の順に多かった(p2~p3参照)。・・・
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2015年12月04日(金)
[経営] 医療・福祉業の平均給与は前年同月比0.5%増の25万1,739円 厚労省
- 厚生労働省は12月4日、「毎月勤労統計調査(2015年10月分)結果速報」を公表した。常用労働者5人以上の約3万3,000事業所を対象に、賃金や労働時間、雇用の変動を調査している。 月間の平均現金給与額では、医療・福祉業は25万1,739円(前年比0.5%増)。なお、産業全体では26万6,309円(同0.7%増)だった。医療・福祉業の現金給与総額の内訳をみると、定期給与は24万8,025円(同増減なし)、特別給与(賞与、一時金等)は3,714・・・
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2015年12月04日(金)
[改定速報] 患者本位の医薬分業に向けて調剤報酬を議論 中医協・総会1
- 厚生労働省は12月4日、中央社会保険医療協議会の「総会」を開催し、2016年度の診療報酬改定に向けて、「調剤報酬」をテーマとして議論した。 議論の対象となった事項は、(1)患者本位の医薬分業の実現に向けて(p5~p18参照)、(2)かかりつけ薬剤師・薬局の評価(p19~p54参照)、(3)対人業務の評価の充実(p55~p75参照)、(4)いわゆる門前薬局の評価の見直し(p76~p94参照)。(1)では「全体的な論点」が、・・・
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2015年12月04日(金)
[改定速報] 大規模門前薬局の評価見直しなどを議論 中医協・総会2
- 厚生労働省は12月4日、中央社会保険医療協議会の「総会」を開催し、2016年度の診療報酬改定に向けて、「調剤報酬」を中心に議論した。対象となった事項は、全体的な論点を提示した(1)患者本位の医薬分業の実現に向けて(別記事「総会1」をご参照ください)(p5~p18参照)のほか、(2)かかりつけ薬剤師・薬局の評価(かかりつけ機能を有する薬局の評価:基準調剤加算など)(p19~p54参照)、(3)対人業務の評価の充実(・・・
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