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2010年08月23日(月)
[再生医療] ヒト幹細胞用いた名大病院、長崎大大学院の研究計画など提示
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厚生労働省が8月23日に開催した、厚生科学審議会の科学技術部会で配付された資料。この日は、厚労省の平成23年度研究事業に関する評価案や、ヒト幹細胞を用いる臨床研究指針の見直しなどについて議論を行った。
研究事業に関しては、事前・中間・事後の評価がこれまで以上に重視されていく。これを受け、平成23年度研究事業に関する事前評価案が詳細に示されている。なお、本資料は平成23年度予算の概算要求前のものであり、予・・・
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2010年08月06日(金)
[肺疾患] COPDの早期発見・予防等について論点整理 厚労省
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厚生労働省がこのほど開催した、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の予防・早期発見に関する検討会で配付された資料。この日は、これまでの議論の論点整理が行われた。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、慢性的な肺の疾患の総称で、主にたばこの煙が原因と言われていることから、同検討会では、一次予防から疾患の早期発見、適切な治療、合併症の予防まで一連の支援方策を具体的に示すことを目的に議論を進めてきた。
早期発見の手順につ・・・
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2010年08月05日(木)
[地域医療] 愛育病院が平成25年度の移転開設に向け、42の特例病床を申請
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東京都がこのほど開催した、東京都医療審議会の平成22年度初会合で配付された資料。この日は、(1)地域医療支援病院の承認(2)特定の病床にかかる特例―について、諮問事項の整理が行われた。
地域医療支援病院は、紹介患者に対する医療提供、医療機器の共同利用等の実施を通じて、かかりつけ医等を支援し、効率的な医療提供体制の構築を図ることを目的としている。平成22年8月5日現在、東京都では、16病院(既承認11病院、今・・・
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2010年08月05日(木)
[周産期医療] 医療従事者は、新生児にビタミンK投与の重要性再確認を
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- 緊急声明(8/5)《日本周産期・新生児医学会》
- 発信元:日本周産期・新生児医学会 カテゴリ: 医療提供体制
過日、一部助産師が新生児へのビタミンK予防投与を意図的に実施しなかったため、新生児に頭蓋内出血などの重篤な疾患を発症した事例が報道された。日本周産期・新生児医学会はこれを受け、「新生児へのビタミンK投与による頭蓋内出血の予防効果には強い科学的根拠があり、全ての新生児に提供されるべき医療と考えている」との見・・・
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2010年08月05日(木)
[医学教育] 新規の診断法や治療法には、医学・歯学の新たな連携が必要
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文部科学省が8月5日に開催した、モデル・コア・カリキュラム改訂に関する専門研究委員会で配付された資料。この日は、関係者からのヒアリングを行った。
意見陳述を行ったのは、(1)日本医師会常任理事の保坂シゲリ氏(2)大阪大学医学部附属病院中央クオリティマネジメント部長・教授の中島和江氏(3)大阪大学歯学部附属病院副病院長・教授の村上伸也氏―の3人。
保坂常任理事は、医学部教育の中で男女共同参画やワークラ・・・
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2010年08月02日(月)
[肝炎対策] テーラーメイド医療実現などの意見発表 肝炎対策協議会
- 厚生労働省が8月2日に開催した、肝炎対策推進協議会で配付された資料。この日は、委員から研究や取り組みなどについて発表が行われた。具体的には、(1)肝炎研究の現状と今後の展開(2)医療従事者と患者の相互連携による治療推進の取り組み(3)企業の取り組み(4)ウイルス性肝炎治療のための病気休暇等に関するアンケート―について、元国立感染症研究所所長や、慶應義塾大学看護医療学部教授など4名が参考人として発表を行っ・・・
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2010年07月30日(金)
[医学研究] 胃潰瘍などの治療・予防に向けた基盤となる発見 東京都
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東京都医学研究機構は7月30日に、胃潰瘍などのストレス性の胃出血疾患に、胃腸に発現するカルパインというタンパク質分解酵素(プロテアーゼ)の機能不全が関与することを世界で初めて明らかにした、と発表した。出血性胃疾患の予防・治療への重要な手がかりとなる可能性がある。
胃はさまざまな外的ストレスに曝されているが、胃の表面への粘液分泌など複雑な防御システムによって保護されている。この保護には、表層粘液分泌・・・
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2010年07月29日(木)
[地域医療] こども救命センターに東大病院など4施設を指定 東京都
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東京都が7月29日に開催した、東京都小児医療協議会の初会合で配付された資料。同協議会は、東京都における小児医療体制の確保・充実を図ることを目的として設置された。主に、(1)都における小児医療体制の確保(2)小児医療関係者の研修(3)小児医療体制の調査(4)その他小児医療体制の確保に関して必要なこと―の4点に関する検討・協議を行う(p1~p3参照)。
初会合となったこの日は、こども救命センターの指定や、小児・・・
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2010年07月27日(火)
[肺疾患] COPDの早期発見、禁煙状況に関する問診票を提案
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厚生労働省が7月27日に開催した、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の予防・早期発見に関する検討会で配付された資料。この日は、参考人からの意見聴取が行われた。
意見陳述を行ったのは、大阪府立健康科学センターの中村正和氏。中村氏は、「健診の場を活用した効果的な禁煙推進」と題し、禁煙状況に関する問診票や健診の場におけるニコチン依存症のスクリーニングの提案などを行っている。また、禁煙に関する情報提供や健診の場での・・・
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2010年07月26日(月)
[生命表] 平成21年の平均寿命は、過去最高の男性79.59歳、女性86.44歳
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厚生労働省は7月26日に、平成21年簡易生命表の概況について公表した。
概況によると、男性の平均寿命は79.59年(前年度比0.30年増)、女性の平均寿命は86.44年(前年度比0.39年増)で、いずれも前年を上回り、過去最高を記録した。また、平均寿命の延びを死因別にみると、「悪性新生物、心疾患(高血圧を除く)、脳血管疾患及び肺炎などが、平均寿命を延ばす方向に働いている」と分析している(p4参照)。
さらに、男女・・・
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2010年07月13日(火)
[肺疾患] COPDの早期発見・治療には、質問票でスクリーニングを
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厚生労働省が7月13日に開催した、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の予防・早期発見に関する検討会で配付された資料。この日は、参考人からの意見聴取が行われた。
意見陳述を行った、肺年齢普及推進事務局の平松氏は、肺年齢とは何かを述べたうえで、肺年齢を測定する機器を紹介。肺年齢から実年齢を引いた数値が19以上の場合は、何らかの肺機能障害があるとしている(p5~p8参照)。
一方、結核予防会大阪支部長の小倉氏は、COP・・・
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2010年07月07日(水)
[予防接種] 8つの対象疾患におけるファクトシートを提示
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厚生労働省が7月7日に開催した、厚生科学審議会感染症分科会の予防接種部会で配付された資料。この日は、予防接種法の対象となる疾病・ワクチンのファクトシートが提示された。
ファクトシートは、国立感染症研究所において作成されたもので、(1)インフルエンザ菌b型(Hib)による感染症(p59~p73参照)(2)肺炎球菌による感染症(p74~p86参照)(3)ヒトパピローマウイルス(HPV)による感染症(p87~p97参照)(4・・・
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2010年06月25日(金)
[高度医療] 原発性ALアミロイドーシスに対する併用化学療法など2技術を評価
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厚生労働省が6月25日に開催した、高度医療評価会議で配付された資料。この日は、新規申請技術の評価結果が報告された。
6月受付分の高度医療は、(1)原発性ALアミロイドーシスに対するボルテゾミブ・メルファランを用いた併用療法(2)再発小児固形腫瘍に対する塩酸ノギテカン(トポテカン)を用いた化学療法―の2つであった(p6参照)。
(1)は、厚労省特定疾患に指定される難病である原発性ALアミロイドーシスに対す・・・
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2010年06月24日(木)
[診療報酬] 標準算定日数に対し、日数に対する緊張感が生まれたと評価
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厚生労働省は6月24日に、リハビリテーションの標準的算定日数に関する関係団体への聞き取り調査の報告書を公表した。これは、現在のリハビリテーション(以下「リハビリ」)を提供する仕組み(特にリハビリの標準的算定日数)の評価できる点や課題などについて、リハビリの提供に深くかかわる団体に対し聞き取り調査を行ったもの。
調査の結果、現行制度に対する主な意見として、標準的算定日数の設定については、「漫然とリハ・・・
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2010年06月22日(火)
[意見募集] 電子化された医療情報データベースを構築し、新たな安全対策へ
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- 「電子化された医療情報データベースの活用による医薬品等の安全・安心に関する提言(案)(日本のセンチネル・プロジェクト)」に関する意見募集の実施について(6/22)《厚労省》
- 発信元:厚生労働省 医薬食品局 安全対策課 カテゴリ: 医薬品・医療機器
医薬品等の安全性評価等に関する現状は、副作用の自発報告に依存し、調査対象の医薬品の使用患者、不使用患者などの母集団の情報がない。そのため、(1)医薬品間のリスクの比較ができない(2)原疾患による有害事象との判別ができない(3)・・・
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2010年06月18日(金)
[診療報酬] ピロリ菌検査の対象に、胃MALTリンパ腫など追加 厚労省
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厚生労働省は6月18日に、「ヘリコバクター・ピロリ感染の診断及び治療に関する取扱いについて」の一部改正に関する通知を発出した。
今回の改正内容は、ヘリコバクター・ピロリ感染症に係る検査について、これまでの「内視鏡検査又は造影検査において胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の確定診断がなされた患者」に加え、新たに(1)胃MALTリンパ腫(2)特発性血小板減少性紫斑病(3)早期胃癌に対する内視鏡的治療後―の患者を対象とする・・・
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2010年06月18日(金)
[医療給付費] 3万点以上の高額レセ、被用者では4割、国保では6割 厚労省
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厚生労働省は6月18日に、平成20年度の医療給付実態調査報告を公表した。この調査は、レセプトに基づいて、医療保険制度加入者の受診や疾病等の状況を年齢別、疾病分類別等様々な切り口から観察し、医療保険制度の健全な発展のための基礎資料を得ることを目的として実施されるもの。平成20年度からは全医療保険の全レセプトを対象にしている。
まず、年齢階級別に1人当たり医療費を見ると、15~19歳あるいは20~24歳で最も低く・・・
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2010年06月16日(水)
[難病対策] 厚労省検討チームで患者からのヒアリング実施を 民主党議連
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- 2010年度政策要望書(6/16)《民主党》
- 発信元:民主党 難病対策推進議員連盟 カテゴリ: 医療制度改革
難病対策推進議員連盟(以下、議連)は、厚労省内に「新たな難治性疾患対策の在り方検討チーム」が設置されたことを高く評価。また、難病患者・家族から「今後の難病対策のあり方について要望」を受け取り、これ踏まえた要望を厚労相に対して行っている(p1参照)。
具体的な要望事項は、(1)検討チームで早期に難病・・・
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2010年06月14日(月)
[医学] 2030年には、がん死亡を4割減少し、50以上の予防法開発 経産省
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経済産業省はこのほど、技術戦略マップ2010を策定・公表した。技術戦略マップは、新産業の創造や企業の国際競争力を強化するために必要な重要技術をしぼり、目標を示すとともに、研究開発以外の関連施策等を一体として進めるプラン。2005年から毎年策定されている。2010年版では、創薬・診断分野等について、治療満足度等向上のために、がん、糖尿病、アルツハイマー等の重要疾患治療における技術的課題等を整理している。
創・・・
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2010年06月14日(月)
[労働] 過労死認定、平成21年度は293件 厚労省
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厚生労働省は6月14日に、平成21年度における脳・心臓疾患及び精神障害等に係る労災補償状況について公表した。
脳・心臓疾患の労災補償状況を見ると、平成21年度は767件の請求に対し293件の支給決定がなされた。認定率は41.3%で、前年度に比べて6ポイント低下している。このうち死亡は、請求237件に対し支給決定は106件となっている。これは、いわゆる「過労死」事案だが、過去5年の中で最も低い数値である(p1~p2参照)。・・・
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2010年06月11日(金)
[肺疾患] 慢性閉塞性肺疾患(COPD)の予防・早期発見に向け、検討開始
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厚生労働省が6月11日に開催した、「慢性閉塞性肺疾患(COPD)の予防・早期発見に関する検討会」の初会合で配付された資料。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、肺気腫や慢性気管支炎など慢性的な肺の疾患の総称で、主にたばこの煙が原因といわれている。2008年の厚労省の統計によると、治療を受けている患者は22万人であり、推定患者は500万人にのぼるという。COPDは完治しないが、治療により疾患の進展を遅らせることができる。ま・・・
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2010年06月02日(水)
[人口動態] 平成21年度の合計特殊出生率は前年同率1.37 厚労省
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厚生労働省が6月2日に公表した「平成21年人口動態統計月報年計(概数)の概況」。
調査結果によると、平成21年の出生数は107万25人で、前年の109万1156人より2万1131人減少。出生率(人口千対)は8.5で、前年の8.7を下回った(p3参照)。
一方、死亡数は114万1920人で、前年の114万2407人より487人減少し、死亡率(人口千対)は9.1で、前年と同率となった。死因別にみると、死因順位の第1位は悪性新生物(30.1%)、第2・・・
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2010年06月01日(火)
[痛み] 報告書(案)、痛みの内容を分類し今後の対策に
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厚生労働省が6月1日に開催した、慢性の痛みに関する検討会で配付された資料。この日は、これまでの議論を踏まえた報告書(案)について議論を行った。
報告書(案)は、(1)慢性の痛みに関する現状(p5~p6参照)(2)慢性の痛みの医療をとりまく課題(p6~p8参照)(3)今後、必要とされる対策(p8~p9参照)(4)まとめ(p10参照)―という構成。痛みと向き合うことや、患者のQOLや精神的負担を改善することが重要・・・
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2010年05月28日(金)
[高度医療] 脂肪萎縮症に対するレプチン補充療法を承認
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厚生労働省が5月28日に開催した、高度医療評価会議で配付された資料。この日は、新規申請技術の評価結果が報告された。
新たに承認されたのは、新規申請技術の「レプチン補充療法導入後の脂肪萎縮症患者を対象とした長期安全性臨床試験」。脂肪萎縮症により、脂肪細胞から分泌されるレプチンの血中濃度が著明に低下している場合に、レプチンを1日1回皮下投与により補充し、本疾患に対する長期安全性および安定した臨床効果を確・・・
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2010年05月21日(金)
[医療保険] 精神疾患等が起因する自殺未遂の傷病は、保険給付等の対象
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厚生労働省は5月21日に、自殺未遂による傷病に係る保険給付等に関する通知を発出した。
健康保険法等では、故意に給付事由を発生させた場合は、保険給付等は行わないことが規定されている。しかし、自殺未遂による傷病については、その傷病の発生が精神疾患等に起因するものと認められる場合は、「故意」に給付事由を発生させたことに当たらず、保険給付等の対象としている。
今回の通知は、この取扱いを改めて周知するとと・・・
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