-
2012年08月22日(水)
[社会保障] 社会保障制度改革の推進関連法が施行
-
社会保障制度改革推進法など、社会保障・税一体改革関連法が8月22日に施行された。
資料として、次の関連3法案を掲載した。
(1)社会保障制度改革推進法案(p1~p16参照)
(2)社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法等の一部を改正する等の法律案に対する修正案(p17~p44参照)
(3)社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための地方税法及び地方交付税法の一部・・・
-
2012年08月21日(火)
[介護保険] 地域診断結果を反映させた保険者は、全体の2割弱
-
厚生労働省は8月21日に、「第5期市町村介護保険事業計画の策定過程等に係るアンケート調査結果」を公表した。
これは、日常生活圏域ニーズ調査という新たな計画策定手法を導入した、第5期介護保険事業計画の策定過程や地域ケア会議などの保険者機能の取組み状況を把握し、第6期以降に反映させることを目的としている。調査は、平成24年6月に実施され、1568保険者から回答があった(p1~p2参照)。日常生活圏域ニーズ調査とは・・・
-
2012年08月17日(金)
[25年度予算] 年金・医療等に係る高齢化等の自然増分として8400億円認める
-
政府は8月17日の閣議で、平成25年度予算の概算要求組替え基準を決定した。
25年度予算においては、東日本大震災や原発事故からの復興、デフレ脱却・日本経済の再生という課題に取組むため、「引続き大胆な予算の組替えを行う必要がある」とし、次の4つの基本方針を打出している(p2~p3参照)。
(1)財政健全化目標を達成するため、中期財政フレームに定められた「歳出の大枠71兆円」を守る
(2)「日本再生戦略」を踏まえ・・・
-
2012年08月15日(水)
[医療保険] 京都府の大雨被災者、被保険者証なくとも保険診療受給可
-
厚生労働省は8月15日に、「大雨による被災者に係る被保険者証等の提示等」に関する事務連絡を行った。
京都府においては、平成24年8月13日から大雨が発生し、多くの方が被災された。そこでは、被保険者証を持つ間もなく避難したり、紛失したりした方も少なくない。そこで厚労省は、被保険者証を提示しなくても、「氏名、生年月日、連絡先(電話番号等)、事業所名(被用者保険の被保険者)、住所(国保・後期高齢者医療制度の・・・
-
2012年08月10日(金)
[社会保障] 社会保障改革推進法が成立、社会保障財源のため消費税率引上げ
-
野田内閣総理大臣は8月10日に、社会保障制度改革推進法をはじめとする社会保障・税一体改革法が成立したことを受け、記者会見を行った。
社会保障制度改革推進法では、医療・介護・年金を中心とする社会保障制度を将来的に継続するために、必要な改革を行うことを宣言している(p9~p14参照)(p15~p18参照)。
医療については、(1)健康の維持増進、疾病の予防・早期発見を促進するとともに、医療従事者・医療施設な・・・
-
2012年08月09日(木)
[介護] バリアフリー法施行状況検討会の検討結果を公表 国交省
-
国土交通省は8月9日に、バリアフリー法施行状況検討会の検討結果を公表した。
「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」(バリアフリー法)が平成18年12月に施行されてから5年を経過したため、附則に基づき、施行状況の検討および見直しが求められている。
これを受け、24年2月に国交省のバリアフリー施策の段階的・継続的改善(スパイラルアップ)を図るため、「全国バリアフリーネットワーク会議」の下に「・・・
-
2012年08月09日(木)
[サ高住] 申請前登録の条件化に伴い、平成25年2月末まで交付申請期間を延長
-
国土交通省は8月9日に、平成24年度のサービス付き高齢者向け住宅整備事業の応募・交付申請受付期間を延長すると公表した。
同整備事業は「高齢者居住の安定確保に関する法律」改正により、以前の高齢者専用賃貸住宅などを廃止し、新たに一定の基準を満たしたサービス付き高齢者用住宅で、都道府県および政令市・中核市に登録した事業に対し実施費用の一部を補助するもの。たとえば、住宅では新築の場合10分の1・改修の場合3分・・・
-
2012年08月06日(月)
[医療保険] メタボ非該当に比べ該当者・予備群は9万円、年間医療費高い
-
厚生労働省は8月6日に、平成24年度の「都道府県 医療費適正化計画 担当者説明会」を開催した。平成20年度の医療保険改革の中で、「国は医療費適正化の基本方針を、都道府県は医療費適正化計画を策定する。適正化計画は5年を1期とし、実績評価等を行う」ことが定められた(高齢者医療確保法第8条~第17条)(p7~p10参照)。
第1期計画は24年度で終了するため、25年度からの第2期計画を策定する必要がある。厚労省は、このほ・・・
-
2012年07月30日(月)
[医療保険] 次期医療費適正化指針の基本方針を了承、都道府県の自主性重視
-
厚生労働省は7月30日に、社会保障審議会の医療保険部会を開催した。この日は、次期医療費適正化計画の基本方針を概ね了承した。
次期(第2期)医療費適正化計画の基本方針については、前回(6月21日)会合で出された意見などを踏まえ、厚労省当局から修正案が提示された。主な見直し点は、(1)平均在院日数の目標値は技術的助言にとどめ、都道府県に対するしばりを緩和する(2)東日本大震災を踏まえた柔軟な取組みを明文で認・・・
-
2012年07月27日(金)
[高齢者] 新たな「高齢社会対策大綱」の骨子案、パブコメ募集開始
-
内閣府は7月27日に、新しい「高齢社会対策大綱」の骨子案についての意見募集を開始した。
現在、政府では「高齢社会対策基本法」第6条に基づき、「高齢社会対策大綱」(平成13年12月閣議決定)の改定作業を進めている。この度、「高齢社会対策の基本的在り方等に関する検討会」における有識者の意見等を踏まえ、新大綱の骨子案が作成されたもの(p1参照)。
新大綱案は、(1)目的及び基本的考え方(2)分野別の基本的施・・・
-
2012年07月24日(火)
[後期高齢者] 社会保障改革推進法成立したとき、後期高齢者医療の扱いは
-
政府は7月24日に、後期高齢者医療制度の取り扱いに関する答弁書を公表した。
後期高齢者医療制度は、75歳以上の高齢者を対象にした、財源構成を(1)公費5割(2)若人からの支援金4割(3)高齢者自身の保険料1割―とする新たな公的医療保障制度である。
それまで高齢者が主に加入していた老人保健制度について「医療費を適正化する仕組みがなく、若人の負担が重くなりすぎる」という制度的欠陥が顕在化し、さまざまな議論を経・・・
-
2012年07月24日(火)
[医療保険] 被災者の利用者負担等減免措置、避難指示地域等には財政支援
-
- 平成24年10月1日以降の東日本大震災により被災した被保険者に係る一部負担金の免除及び保険料(税)の減免に対する財政支援について(7/24付 事務連絡)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 保険局 国民健康保険課 カテゴリ: 医療保険
震災被災者の中でも被災の度合いが重い方については、医療保険料や、医療機関窓口で支払う一部負担金が減額・免除されている。これは、被災者の経済的負担を軽減する狙いがあるが、減額・免除分は医療保険者が負担している。そこで、減額・免除・・・
-
2012年07月23日(月)
[歯科保健] 口腔健康保持・増進の具体的目標を定め、達成を目指す
-
厚生労働省は7月23日に、「歯科口腔保健の推進に関する基本的事項」を制定したことを発表した。
これは、「歯科口腔保健の推進に関する法律」に基づく国および地方公共団体の歯科口腔保健施策を総合的に推進するためのもの。大きく、(1)歯科疾患の予防における目標(2)生活の質の向上に向けた口腔機能の維持・向上における目標(3)定期的な歯科検診、歯科医療を受けることが困難な者における目標(4)歯科口腔保健を推進す・・・
-
2012年07月20日(金)
[25年度予算] 介護保険・障害者福祉・国保など、持続可能な制度構築を
-
全国知事会は7月20日に、平成25年度の「国の施策並びに予算に関する提案・要望」を行った。
具体的には、厚生労働省関係として、「社会福祉および保健医療対策等の拡充」、「人権の擁護に関する施策の推進」について、昨年に引続き提案・要望を行っている。
「社会福祉および保健医療対策等の拡充」では、次の4点のほか10項目を要望(p2~p3参照)。
(1)高齢者施策の充実、介護保険制度の将来的安定のために必要な制度の・・・
-
2012年07月19日(木)
[サ高住] 医療・介護連携型サービス付き高齢者住宅、都の第8号事業決定
-
東京都は7月19日に、東京都医療・介護連携型サービス付き高齢者向け住宅モデル事業の第8号が決定したことを公表した。
東京都では平成21年度から、高齢者が医療や介護を必要とする状態になっても、安心して住み続けられる住まいの充実を目指し、同事業を実施している。また、近隣住民もこれらの事業所を利用できるため、地域の介護・医療の拠点にもなるといった特徴がある。
今般、第8号として、社会福祉法人こうほうえん(・・・
-
2012年07月19日(木)
[医療費] 病院1施設当たり医療費、特定機能220億円、地域医療支援98億円
-
厚生労働省は7月19日に、病院機能別、制度別の医療費等の状況について発表した。これは病院の医療費を詳細に分析したもので、診療報酬改定等の基礎資料にする狙いがある。
平成22年度の病院医療費(医科、以下同)合計は19兆6583億円。入院が14兆5213億円(73.9%)、外来が5兆1371億円(26.1%)という内訳だ(p2参照)(p4参照)。
一般病床を有する病院に限定してみると、医療費は17兆1706億円(病院医療費全体の・・・
-
2012年07月13日(金)
[医療保険] 経験したことのない熊本の大雨、被災者に柔軟な保険診療を提供
-
厚生労働省は7月13日に、「大雨による被災者に係る被保険者証等の提示等」に関する事務連絡を行った。
熊本県を中心に、平成24年7月11日から、かつて経験したことのない大雨が発生し、多くの方が被災された。そこでは、被保険者証を持つ間もなく避難したり、紛失したりした方も少なくない。そこで厚労省は、被保険者証を提示しなくても、「氏名、生年月日、連絡先(電話番号等)、事業所名(被用者保険の被保険者)、住所(国・・・
-
2012年07月13日(金)
[特定健診] 25年度からの特定健診・保健指導、保険者別の目標実施率を明示
-
厚生労働省は7月13日に、「今後の特定健康診査・特定保健指導の在り方について」を公表した。これは、平成23年4月から開催された「保険者による健診・保健指導等に関する検討会」における、25~29年度まで(第2期特定健康診査等実施計画期間)の特定健診・特定保健指導のあり方等に関する議論をとりまとめたもの。
内容は、(1)基本的な方向性(2)第2期実施計画期間における具体的な実施のあり方(3)計画に向けたスケジュー・・・
-
2012年07月09日(月)
[健康保険] 協会けんぽ23年度は黒字決算も、24年度以降考慮した財政強化を
-
全国健康保険協会は7月9日に、「平成23年度の協会けんぽの決算(見込み)について[医療分](協会会計と国の特別会計との合算ベース)」を発表した。
協会けんぽは、主に中小企業のサラリーマンが加入する公的医療保険である。平成23年度の財政状況(決算見込み)を見ると、収入8兆577億円に対し、支出7兆7992億円で、差引き2586億円の黒字となっている。その結果、準備金残高は1947億円となった(p1参照)(p3参照)・・・
-
2012年07月09日(月)
[国保] 外国人の国保・後期高齢者医療制度、適用対象など周知求める
-
厚生労働省は7月9日に、「外国人に対する国民健康保険又は後期高齢者医療制度の適用」に関する通知を発出した。
住民基本台帳法の改正に伴い、国保・後期高齢者医療制度の被保険者の対象から除外される外国人が、これまでの「在留1年未満」から「在留3ヵ月以下」に変更となった(p8~p10参照)。
これに関連し、本通知では(1)中長期在留者、特別永住者などは、国保・後期高齢者医療制度の適用対象となる(2)在留が3ヵ月・・・
-
2012年07月06日(金)
[医療保険] 福岡県の豪雨被災者も、被保険者証がなくとも保険診療受給可
-
厚生労働省は7月6日に、「大雨による被災者に係る被保険者証等の提示等」に関する事務連絡を行った。
福岡県でも、大分県と同様に、7月3日から大雨被害によって被保険者証を家に置いたまま避難したり、紛失するなどした方が少なくない。こうした方に対し、「氏名、生年月日、電話番号等の連絡先、事業所名(被用者保険の被保険者)、住所(国保と後期高齢者医療制度の被保険者)」を医療機関窓口で申出ることによって、被保険・・・
-
2012年07月05日(木)
[救急医療] ICT活用した救急業務や、消防と医療の連携などを調査・検討
-
総務省消防庁は7月5日に、「救急業務のあり方に関する検討会」の平成24年度初会合を開催した。
24年度は、(1)救急業務の高度化(2)消防と医療の連携(3)救急業務に携わる職員の教育のあり方(4)救急需要増大の要因分析(5)応急手当普及促進―の5項目について検討を行うことになる(p5参照)。
(1)の「救急業務の高度化」では、傷病者の受入に対応した医療情報システムが構築されつつある現状に鑑み、「ICT技術を・・・
-
2012年07月05日(木)
[調査] 高齢者世帯の所得は横ばいだが、児童のいる世帯の所得は減少傾向
-
厚生労働省は7月5日に、平成23年国民生活基礎調査の概況を公表した。この調査は、保健、医療、福祉、年金、所得など国民生活の基礎的事項を調べ、厚生労働行政の基礎資料とするもの。3年に1度大規模調査が、中間年に小規模調査が行われており、今回は小規模調査である。
まず世帯の状況を見てみると、平成23年6月2日現在の世帯総数(岩手、宮城、福島を除く)は4668万4000世帯(除外県があるので、前年との比較は割愛)となっ・・・
-
2012年07月04日(水)
[医療保険] 大分県の豪雨被災者、被保険者証がなくとも保険診療受給可
-
厚生労働省は7月4日に、「大雨による被災者に係る被保険者証等の提示等」に関する事務連絡を行った。
7月3日から大分県は局地的な豪雨に見舞われ、被保険者証等を家に置いたまま避難した方なども少なくない。こうした方へ保険診療を円滑に提供するために、厚労省は「氏名、生年月日、電話番号等の連絡先、事業所名(被用者保険の被保険者)、住所(市町村国保や後期高齢者医療制度の被保険者)を医療機関窓口で申出ることで、・・・
-
2012年07月02日(月)
[介護] サービス付き高齢者向け住宅の供給、都道府県と市町村の連携強化を
-
厚生労働省は7月2日に、介護保険最新情報vol.293を公表した。今回は、「サービス付き高齢者向け住宅の適切な供給に係る事務の取扱い」に関する連絡を掲載している。
平成23年10月20日から制度の運用が開始された「サービス付き高齢者向け住宅(以下、サ高住)」は、24年6月20日現在で5万4286戸登録されており、急速に拡大している。
一方で、「サ高住の登録を行う主体は都道府県・指定都市・中核市の長」、「入居者を対象と・・・
ダウンロードしたPDFファイルを閲覧・印刷するには、Adobe Reader(またはAdobe Acrobat Reader)がインストールされている必要があります。
まだインストールされていない場合は、こちらより、Adobe Readerを予め、ダウンロード、インストールしておいてください。
まだインストールされていない場合は、こちらより、Adobe Readerを予め、ダウンロード、インストールしておいてください。