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薬-1○関係業界からの意見聴取について (12 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212451_00073.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 薬価専門部会(第209回 9/20)《厚生労働省》
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④ 市場拡大再算定の見直し
ドラッグラグ・ロスに係る問題点
他社製品の売上拡大を理由とした薬価引下げ(「共連れルール」)は、事業の予見性を低下させている
薬理作用類似薬であっても、効能効果の重なりの大小があり競合性の判断が難しいこと、また、薬価
改定により一日薬価に価格差が生じていることから、一律に価格を引き下げる必要性が乏しい
効能追加は医療従事者や患者の治療の選択肢を増やし医療の質の向上に貢献するものであり、効能
追加を行ったことで再算定の適用を招くことは、企業の日本における開発意欲を削ぎ、患者アクセス
を阻害する要因になる
中医協での指摘に対して
類似品の取扱いについて、前回改定で導入された除外ルールは、短期間に繰り返し再算定の適用を
受けることを防ぐ効果はあるが、共連れルールの根本的な問題を解決するには至っていない
効能効果の重なりが小さい場合や、「対象品」よりも薬価が低い場合にも薬価の引下げを受ける等、共連れルー
ルの合理性・予見性に係る課題が残る
前回改定で導入された除外ルールの対象は、特例再算定適用品に限定されており該当品目が極めて少ない

意見
【「共連れルール」】
薬理作用類似薬すべてを「類似品」として連座的に薬価を引き下げる「共連れルール」は、予見性と合
理性の観点から廃止すべきである
【効能追加の評価】
有用性の高い効能を追加した品目※については、再算定引下げ率の緩和の形で評価すべきである
※例えば、新薬収載時であれば有用性系等加算の対象になるような品目など

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