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薬-1○関係業界からの意見聴取について (20 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212451_00073.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 薬価専門部会(第209回 9/20)《厚生労働省》
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物価高騰等の状況について

基礎的な医薬品

【調査方法等】
長期の製造原価推移及び原価率について分析を行うことを目的に、以下の医療上の必要性が高い品目の製造原価及び薬価推移について、日薬
連保険薬価研究委員会会員に対し調査を行った。
ただし、各社の秘匿情報となることから、厚生労働省医政局医薬産業振興・医療情報企画課の協力の下で集計を行った。
①安定確保医薬品AまたはBに該当する医薬品(後発品がないあるいは薬価収載から15年未満の新薬は除く)
②令和4年度薬価改定において不採算品再算定が適用された品目

国内製造かつ2013年から2022年の10年間の製造原価及び薬価が確認可能な62品目について集計を行った。

外れ値※

最大値

75%Tile値
中央値
25%Tile値

最小値

※個別品目ごとに年平均成長率を算出し、中央値となった品目、最大上昇/最大下降品目の原価水準の
変化を表示している。

○10年間の製造原価水準の変化について、企業物価指数 ※と
同様に推移していることが確認できた。
○特に2020年度以降の世界的な物価上昇と同様に上昇してい
ることが確認できた。
※企業物価指数:日本銀行が公表する企業間で売買されるモノの価格変動を示す指標

※外れ値は75%Tile値の1.5倍を超える値

○原価率は、製品特性や製造環境等によりバラツキが大きいが、その
中央値は60~70%であり、200%を超える品目も確認された。

・個別品目ごとにバラツキはあるが、薬価に対する製造原価率が70%程度となれば、販管費、
消費税、卸の利益分を勘案し採算が厳しい状況となる。
2022年度不採算品再算定適用品目が調査対象ため、当該年度の原価率は低下している。

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