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資料3 第3期がん対策推進基本計画中間評価報告書案 (7 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24471.html |
出典情報 | がん対策推進協議会(第78回 3/16)《厚生労働省》 |
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第3章 中間評価
Ⅰ 要旨
がん患者を含めた国民が、がんを知り、がんの克服を目指す。
がん診療連携拠点病院等を中心に、がん医療の均てん化のため、診療提供体制
の整備が進められてきており、一定の進捗が認められる。一方で、あらゆる分野で、
がんに係る正しい情報の提供及びがん患者を含めた国民への普及啓発の推進が求
められており、より効果的な手法等について検討が必要である。
全体目標について
1) 科学的根拠に基づくがん予防・がん検診の充実
○ 「がんの罹患者を減少させる」としていたところではあるが、2015 年度以前と比
較すると、「がん登録等の推進に関する法律」(平成 25 年法律第 111 号。以下、
「がん登録法」という。)によって病院等に届出義務が課され届出対象が拡大され
たこと等により、全国がん登録初年度である 2016 年度の罹患数が過大評価さ
れている可能性があり、引き続き推移の確認が必要である。
○ 「がんの死亡者の減少を実現する」としていたところ、75 歳未満のがんの年齢
調整死亡率については着実に減少していきている。ただし、がん種別の年齢調
整死亡率を踏まえると、感染症対策や治療方法の進歩により一部のがん種の減
少傾向が影響した可能性があるものの、引き続き、死亡率減少に寄与する取組
を地道に積み上げていく必要がある。また、がん検診受診率は上昇傾向である
ものの、多くの領域で目標を達成できていなかった。諸外国におけるデータとも
比較しながら、引き続き年齢調整死亡率の減少及びがん検診受診率を向上させ
ていくための対策を検討する必要がある。
2) 患者本位のがん医療の実現
○ 「がん医療の質の向上、それぞれのがんの特性に応じたがん医療の均てん
化・集約化及び効率化かつ持続可能ながん医療を実現する」としていたところ、
がんの5年生存率は多くのがん種で上昇傾向を認め、年齢調整死亡率は減少
傾向にあり、その他の指標も概ね評価できる結果となっている。今後、中間評価
指標にない5大がん以外のがん種も含め、対象を明確化し、改善の手法につい
ても工夫を凝らしていくとともに、更なる充実に向けて地道な取組を着実に積み
上げていく必要がある。
3) 尊厳を持って安心して暮らせる社会の構築
○ 「がん患者が、いつでもどこに居ても、安心して生活し、尊厳を持って自分らしく
生きることのできる地域共生社会を実現する」としているところ、自分らしい日常
7
Ⅰ 要旨
がん患者を含めた国民が、がんを知り、がんの克服を目指す。
がん診療連携拠点病院等を中心に、がん医療の均てん化のため、診療提供体制
の整備が進められてきており、一定の進捗が認められる。一方で、あらゆる分野で、
がんに係る正しい情報の提供及びがん患者を含めた国民への普及啓発の推進が求
められており、より効果的な手法等について検討が必要である。
全体目標について
1) 科学的根拠に基づくがん予防・がん検診の充実
○ 「がんの罹患者を減少させる」としていたところではあるが、2015 年度以前と比
較すると、「がん登録等の推進に関する法律」(平成 25 年法律第 111 号。以下、
「がん登録法」という。)によって病院等に届出義務が課され届出対象が拡大され
たこと等により、全国がん登録初年度である 2016 年度の罹患数が過大評価さ
れている可能性があり、引き続き推移の確認が必要である。
○ 「がんの死亡者の減少を実現する」としていたところ、75 歳未満のがんの年齢
調整死亡率については着実に減少していきている。ただし、がん種別の年齢調
整死亡率を踏まえると、感染症対策や治療方法の進歩により一部のがん種の減
少傾向が影響した可能性があるものの、引き続き、死亡率減少に寄与する取組
を地道に積み上げていく必要がある。また、がん検診受診率は上昇傾向である
ものの、多くの領域で目標を達成できていなかった。諸外国におけるデータとも
比較しながら、引き続き年齢調整死亡率の減少及びがん検診受診率を向上させ
ていくための対策を検討する必要がある。
2) 患者本位のがん医療の実現
○ 「がん医療の質の向上、それぞれのがんの特性に応じたがん医療の均てん
化・集約化及び効率化かつ持続可能ながん医療を実現する」としていたところ、
がんの5年生存率は多くのがん種で上昇傾向を認め、年齢調整死亡率は減少
傾向にあり、その他の指標も概ね評価できる結果となっている。今後、中間評価
指標にない5大がん以外のがん種も含め、対象を明確化し、改善の手法につい
ても工夫を凝らしていくとともに、更なる充実に向けて地道な取組を着実に積み
上げていく必要がある。
3) 尊厳を持って安心して暮らせる社会の構築
○ 「がん患者が、いつでもどこに居ても、安心して生活し、尊厳を持って自分らしく
生きることのできる地域共生社会を実現する」としているところ、自分らしい日常
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