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参考資料2 幼児期までのこどもの育ちに係る基本的なビジョン(案) (11 ページ)

公開元URL https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/zensedai_shakaihosho_kochiku/dai10/gijisidai.html
出典情報 こども政策推進会議(第2回)・全世代型社会保障構築本部(第10回)(12/22)《内閣官房》
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(全ての人で次代の担い手の人生最初期を支える)
○こどもと日常的に関わる機会がない人も、間接的に「こどもの誕生前から幼
児期までの育ち」の支え手として、地域社会を構成し、社会全体の文化を醸
成する一人となる。そのため、こども基本法にのっとり、本ビジョンも参考
に、こどもの育ちについての関心と理解を深めるよう努める役割が共通して
求められている。
○こどもと日常的に関わる機会がない人も含めて、こどもの「誕生前から幼児
期まで」の時期を支えることを通じて、今をともに生き、次代をつくる存在
であるこどもの生涯にわたるウェルビーイング向上を実現することは、社会
全体の全ての人のウェルビーイング向上を持続的に実現するために不可欠な
未来への投資である。さらに、幼児期までの「アタッチメント(愛着)」等を
土台に、こどもの意見表明・社会参画を社会全体で支えることは、より良い
民主主義社会の発展にとっても重要である。
(全ての人が乳幼児とともに全ての人のウェルビーイングを支え合う)
○「こどもの誕生前から幼児期までの育ち」は、おとながこどもを支えるとい
う一方通行の関係のみではない。幼児期までのこども同士が育ち合うという
視点や、学童期以降のこども・若者がおとなとともに幼児期までのこどもの
育ちを支え合うという視点も大事である。
○このように、幼児期までのこどもを支えるおとなやこども・若者もまた乳幼
児に育てられるという視点が大切であり、こどもとおとながともに、こども
の誕生や乳幼児の笑顔に触れ、その成長を喜び合うこと自体がウェルビーイ
ング向上につながる。
○より多くの人が、
「こどもの誕生前」や乳幼児の育ちに直接的・間接的に関わ
る経験をすることは、自分自身が幼児期までの時に、保護者・養育者をはじ
めとして多くの人に支えられてきたことや、乳幼児が一人の主体であること
に気づいたり、子育ての喜びの一端を味わったり、子育て当事者の立場への
想像力を持ちやすくなったりする上でも重要である。
(全世代、立場を超えた全ての人の役割)
○本ビジョンでは、こども基本法にのっとり、「2.」の(5)で整理した、
別紙1の「こどもまんなかチャート」の考え方も踏まえ、本ビジョンの実現
に向けた社会全体の全ての人の役割と、その役割を支えるために特に国に求
められることを別紙2のとおり整理した。

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