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参考資料2 幼児期までのこどもの育ちに係る基本的なビジョン(案) (29 ページ)

公開元URL https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/zensedai_shakaihosho_kochiku/dai10/gijisidai.html
出典情報 こども政策推進会議(第2回)・全世代型社会保障構築本部(第10回)(12/22)《内閣官房》
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3. 直接こどもの育ちに関わる人
(1)保護者・養育者
○保護者・養育者は、こどもの養育について不可欠な役割を有する者であると
の認識の下、
「こどもの誕生前から幼児期までの育ち」についての関心と理解
を深めるように努め、主体的に社会の支援・応援にアクセスしながら、こど
もを養育することが求められる。ただし、このような基本認識の前提として、
保護者・養育者が子育ての様々な状況を社会と安心して共有でき、社会に十
分支えられていることが重要である。
○こうした役割を支えるため、国による幼児期までの育ちに係るこども施策の
推進は、
「2.」の(4)のビジョンに基づき、こどもとともに育つ保護者・養
育者のウェルビーイングと成長を支援・応援する視点で行われることが必要
である。

(2)専門的な立場でこどもの育ちに関わる人
○保育者など専門的な立場でこどもの育ちに関わる人は、こどもの「アタッチ
メント(愛着)」の対象ともなるなど、日常的で密な関わりを持つことができ、
こどもの育ちの質を考える上で特別な存在である。このため、保育者等が誇
りを持って働くことができるような体制整備が必要である。
○このような大切な役割を持つ専門職である保育者や子育て支援員、教育・保
育施設や地域子育て支援の運営者など、保育や子育て支援に携わり、乳幼児
の日常の育ちを支える人には、教育・保育の専門性を活用し、幼児教育・保
育に関する基準等に基づき、こども基本法の理念や本ビジョンを体現しなが
ら、こどもの育ちの質の向上のため、家庭への支援や地域との連携を図る役
割が求められる。
○その際、専門性を持ちながら乳幼児の育ちを日常的に支えている立場を活か
し、保護者・養育者の成長を支援・応援したり、学童期以降の育ちを支える
立場の人へ切れ目なく橋渡しをしたりするなど、専門職として助言を行う役
割も求められる。
○また、医師、歯科医師、薬剤師、保健師、助産師、看護師、管理栄養士、歯科
衛生士等の医療関係者、カウンセラーやソーシャルワーカー等の心理や福祉
の専門職、民生委員・児童委員等の地域の支援者など、職務の中でこどもの
育ちに関わる人は、こども基本法にのっとった本ビジョンも踏まえ、乳幼児
の育ちについての関心と理解を深めるように努めることが求められる。そし
て、それぞれの専門性や専門的基準等に基づき、こどもの育ちの質の充実の
ため、期待される役割を果たすことが求められる。
○さらに、多職種で連携したり、保護者・養育者など専門的知見を持たない人
と協働したりしてこどもの育ちを支える際には、本ビジョンに示す理念や基
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