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参考資料2 幼児期までのこどもの育ちに係る基本的なビジョン(案) (22 ページ)

公開元URL https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/zensedai_shakaihosho_kochiku/dai10/gijisidai.html
出典情報 こども政策推進会議(第2回)・全世代型社会保障構築本部(第10回)(12/22)《内閣官房》
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とが有効と考えられる。このため、本ビジョンでは、
「こどもまんなかチャー
43
ト 」を作成し、「保護者・養育者」、「こどもと直接接する人」、「こどもが過
ごす空間」、「地域の空間」
、「施策や文化」といった層ごとに整理した。あわ
せて、本ビジョンの実現に向けた社会全体の全ての人の役割と、その役割を
支えるために特に国に求められることを整理した44。
○なお、地域において、
「こどもまんなかチャート」の様々な立ち位置でこども
を支える人同士をつなぐ、コーディネーターの役割も必要である。

<保護者・養育者>
○こどもを養育する立場にある「保護者・養育者」は、こどもに最も近い存
在であり、こどもにとって「アタッチメント(愛着)」を形成する対象と
なることを通じ、こどもの育ちに極めて重要な役割を果たす。このため、
こどものウェルビーイング向上に必要な考え方を保護者・養育者と共有
することや、保護者・養育者が社会に支援・応援されながら、安心して子
育てを行えるようにすることが、こどもの育ちにとって大切である。また、
保護者・養育者間の良好な関係性や、保護者・養育者自身が心身ともに健
康的な状態を保持することも大切な要素である。以上のことから、(4)
のビジョンに基づき、保護者・養育者のウェルビーイングと成長を支える
ことが重要である。
○なお、妊娠期においては、保護者・養育者自身が「こどもまんなかチャー
ト」の真ん中に位置することとなる。

<こどもと直接接する人>
○保護者・養育者だけでなく、
「こどもと直接接する人」もこどもの育ちに
大きな影響を与える。こどもと「アタッチメント(愛着)」を形成するこ
とができる人は、必ずしも保護者・養育者に限らず、こどもと密に接する
保育者等も含まれ、こどもにとって日常的に重要な役割を果たすことが
できる。
○これらの人には、親族、保育者、医師(小児科医・産婦人科医等)、保健
師、助産師、看護師等や、その他こどもに関わる専門職と周囲のおとな等
に加え、関わり合うこども同士も含まれる。

別紙1参照。
「こどもの誕生前から幼児期までの育ち」に、社会の様々な立場の人がどのような立ち位置で、
こどもを支える当事者となり得るのかについて分かりやすく図式化したもの。全ての人が当事者となり、
「こど
もまんなか」という一貫した考え方の下でこどもの育ちを保障していくという理念や、こどもも「こどもまんな
か社会」のつくり手であるという考え方も表している。
44
別紙2参照。
43

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