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資料1-2 カルベジロール 調査結果報告書及び添付文書[1.9MB] (34 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38855.html |
出典情報 | 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(令和5年度第15回 3/26)《厚生労働省》 |
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risk(RR)0.97; 95%CI 0.81-1.16)
。第 3 三半期処方例での周産期異
常(新生児低血糖(RR 3.05; 95%CI 2.20-4.21)
、feeding problems
(RR 1.82; 95%CI 1.32-2.51) 等)について、有意なリスク増加がみ
られた(RR 1.30; 95%CI 1.17-1.45)
。β 遮断薬としての報告であり
本薬の症例数は不明である。
(4) Duan L et al. Beta-blocker exposure in pregnancy and risk of fetal cardiac
anomalies. JAMA Intern Med 2017; 177(6): 885-887.
評価対象、評価項目
β 遮断薬 心奇形
評価例数
β 遮断薬第 1 三半期処方 2,628 例
概要
カリフォルニア地域での出生データを利用した population-based
cohort study。処方箋情報から曝露情報を特定した。β 遮断薬処方
4,847 例(第 1 三半期処方 2,628 例)を非処方 374,391 例と比較し
た。母親の年齢、母親の BMI、母親の併存疾患(高血圧、preeclampsia、
eclampsia、高脂血症、糖尿病、心不全、不整脈の病歴)を調整後、
第 1 三半期の β 遮断薬への曝露と児の先天性心疾患との関連はみら
れなかった(adj OR 1.0; 95%CI 0.8-1.3)。既往歴は、高血圧 2,239
例(85.2%)
、高脂血症 871 例(33.1%)
、うっ血性心不全 87 例(3.3%)
、
不整脈 505 例(19.2%)であった。
妊娠中の薬剤処方 4,847 例の内訳は、ラベタロール 3357 例、アテノ
ロール 638 例、プロプラノロール 489 例、メトプロロール 324 例等で
あった(用量記載なし)
。本薬の症例数は不明である。
(5) Muller PR et al. Pregnancy with prolonged fetal exposure to an angiotensinconverting enzyme inhibitor. J Perinatol 2002;22:582–4.
対象疾患
うっ血性心不全、非持続性心室性頻脈
評価例数
1
妊娠前にうっ血性心不全、腎不全、および非持続性心室性頻脈のため
に、フロセミド、本薬、アミオダロン、ニトログリセリン、アムロジ
ピンの治療を行っていた。妊娠判明後~妊娠 24 週時(受診時)まで
の詳細は不明である。精査にて顕著な胎児羊水過少症、頭蓋骨変形等
概要
がみられた。本薬、アミオダロン、ベナゼプリル、フロセミドにより
治療を行っていたが本薬のみ継続となった。定期的な超音波検査にて
児の羊水過少症は改善を認め、妊娠 36 週 6 日時、2,060g の女児を出
産した。児に異常はみられなかった。1 年後のフォローで問題はみら
れなかった。
上記と同様の検索条件を用いて検索を行った。(検索年月日 2023 年 3 月 23 日)
新たに検索された公表論文 6 報について内容を確認した。6 報のうち、レビュー文献 5 報
を除外し、妊娠に関連する内容の文献 1 報について詳細を検討した。
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。第 3 三半期処方例での周産期異
常(新生児低血糖(RR 3.05; 95%CI 2.20-4.21)
、feeding problems
(RR 1.82; 95%CI 1.32-2.51) 等)について、有意なリスク増加がみ
られた(RR 1.30; 95%CI 1.17-1.45)
。β 遮断薬としての報告であり
本薬の症例数は不明である。
(4) Duan L et al. Beta-blocker exposure in pregnancy and risk of fetal cardiac
anomalies. JAMA Intern Med 2017; 177(6): 885-887.
評価対象、評価項目
β 遮断薬 心奇形
評価例数
β 遮断薬第 1 三半期処方 2,628 例
概要
カリフォルニア地域での出生データを利用した population-based
cohort study。処方箋情報から曝露情報を特定した。β 遮断薬処方
4,847 例(第 1 三半期処方 2,628 例)を非処方 374,391 例と比較し
た。母親の年齢、母親の BMI、母親の併存疾患(高血圧、preeclampsia、
eclampsia、高脂血症、糖尿病、心不全、不整脈の病歴)を調整後、
第 1 三半期の β 遮断薬への曝露と児の先天性心疾患との関連はみら
れなかった(adj OR 1.0; 95%CI 0.8-1.3)。既往歴は、高血圧 2,239
例(85.2%)
、高脂血症 871 例(33.1%)
、うっ血性心不全 87 例(3.3%)
、
不整脈 505 例(19.2%)であった。
妊娠中の薬剤処方 4,847 例の内訳は、ラベタロール 3357 例、アテノ
ロール 638 例、プロプラノロール 489 例、メトプロロール 324 例等で
あった(用量記載なし)
。本薬の症例数は不明である。
(5) Muller PR et al. Pregnancy with prolonged fetal exposure to an angiotensinconverting enzyme inhibitor. J Perinatol 2002;22:582–4.
対象疾患
うっ血性心不全、非持続性心室性頻脈
評価例数
1
妊娠前にうっ血性心不全、腎不全、および非持続性心室性頻脈のため
に、フロセミド、本薬、アミオダロン、ニトログリセリン、アムロジ
ピンの治療を行っていた。妊娠判明後~妊娠 24 週時(受診時)まで
の詳細は不明である。精査にて顕著な胎児羊水過少症、頭蓋骨変形等
概要
がみられた。本薬、アミオダロン、ベナゼプリル、フロセミドにより
治療を行っていたが本薬のみ継続となった。定期的な超音波検査にて
児の羊水過少症は改善を認め、妊娠 36 週 6 日時、2,060g の女児を出
産した。児に異常はみられなかった。1 年後のフォローで問題はみら
れなかった。
上記と同様の検索条件を用いて検索を行った。(検索年月日 2023 年 3 月 23 日)
新たに検索された公表論文 6 報について内容を確認した。6 報のうち、レビュー文献 5 報
を除外し、妊娠に関連する内容の文献 1 報について詳細を検討した。
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