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資料1-2 カルベジロール 調査結果報告書及び添付文書[1.9MB] (53 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38855.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(令和5年度第15回 3/26)《厚生労働省》
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19. 有効成分に関する理化学的知見

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〈アーチスト錠1.25mg〉
(PTP) 100錠(10錠×10)
〈アーチスト錠2.5mg〉
(プラスチックボトル:バラ) 500錠
(PTP) 100錠(10錠×10) 420錠(14錠×30)
500錠(10錠×50)
〈アーチスト錠10mg〉
(プラスチックボトル:バラ) 500錠
(PTP) 100錠(10錠×10) 420錠(14錠×30)
500錠(10錠×50)
〈アーチスト錠20mg〉
(PTP) 100錠(10錠×10)

23. 主要文献

1)藤巻正慶ほか:臨床薬理 1990;21(2):415-424
2)Möllendorff EV, et al.:Eur J Clin Pharmacol. 1987;33
(5):511-513
(8):
3)Oldham HG, et al.:Drug Metab Dispos. 1997;25
970-977
(S-6):144-147
4)Hakusui H, et al.:Drugs 1988;36
5)三木茂裕ほか:日本透析医学会雑誌 1991;24(4):515-521
6)荻原俊男ほか:臨床と研究 1989;66(5):1660-1666
7)吉永 馨ほか:臨床と研究 1989;66(11):3684-3692
8)熊原雄一ほか:臨床と研究 1989;66(12):3968-3982
9)五島雄一郎ほか:臨床と研究 1990;67(3):965-984
10)武田忠直ほか:臨床と研究 1990;67(1):312-324
11)早川弘一ほか:診断と治療 1990;78(7):1799-1815
12)加藤和三ほか:臨床と研究 1990;67(2):618-631
(2):324-330
13)Hori M, et al.:Am Heart J. 2004;147
(21):134914)Packer M, et al.:N Engl J Med. 1996;334
1355
15)Packer M, et al.:N Engl J Med. 2001;344
(22):16511658
(1):293-301
16)Inoue H, et al.:J Cardiol. 2017;69
(S-6):160-164
17)Nakamoto H, et al.:Drugs 1988;36
(3):
18)Seki N, et al.:J Pharmacol Exp Ther. 1988;246
1116-1122
(S-6):37-47
19)Tomlinson B, et al.:Drugs 1988;36
(8):769-774
20)Lahiri A, et al.:Am J Cardiol. 1987;59
21)Kohno M, et al.:Drugs 1988;36
(S-6)
:165-168
(S-6)
:155-159
22)Tamaki T, et al.:Drugs 1988;36
23)岸田 浩ほか:診断と治療 1989;77(11):3024-3032
24)Feuerstein GZ, et al.:J Cardiovasc Pharmacol. 1992;19
(S-1):S138-S141
(18):534-534
25)Mishima T, et al.:Circulation 2000;102
(1):
26)Yue TL, et al.:J Pharmacol Exp Ther. 1992;263
92-98

24. 文献請求先及び問い合わせ先

第一三共株式会社 製品情報センター
〒103-8426 東京都中央区日本橋本町3-5-1
TEL:0120-189-132

26. 製造販売業者等
26.1 製造販売元

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一般名:カルベジロール(Carvedilol)
化学名:(2RS)-1-(9H-Carbazol-4-yloxy)-3-{[2-(2methoxyphenoxy)ethyl]amino}propan-2-ol
分子式:C24H26N2O4
分子量:406.47
性 状:白色~微黄白色の結晶又は結晶性の粉末である。
酢酸(100)に溶けやすく、メタノールにやや溶けにく
く、エタノール(99.5)に溶けにくく、水にほとんど溶
けない。
メタノール溶液(1→100)は旋光性を示さない。
構造式:

22. 包装

‌

18.3 降圧作用
高血圧自然発症ラット、腎性高血圧ラット17)において速やか
で持続的な降圧作用を示した。本態性高血圧症患者に1日1回
投与した場合、血圧日内変動に影響を与えず、24時間にわ
たって安定した降圧作用を示した7)。
18.4 血管拡張作用
各種実験において血管拡張作用が認められ、作用機序にはα1
受容体遮断作用が主に関与していると考えられている18)。健
康成人においてもα及びβ受容体遮断作用を示し、その作用
比はおよそ1:8であった19)。
18.5 血行動態改善作用
高血圧自然発症ラットにおいて、脳、心、腎などの主要臓器
血流を維持し、良好な循環動態を示した。本態性高血圧症患
者では、総頸動脈血流量、四肢動脈血流量の増加、また狭心
症患者20)では、左室拡張末期容積の減少及び安静時の左室駆
出分画の増加が認められた。
18.6 腎機能への影響
腎障害合併高血圧モデルにおいて降圧作用、腎血流量増加作
用を示し21)、血清クレアチニン上昇・尿蛋白増加の抑制を示
した17)。
麻酔犬を用いた実験により、腎輸入細動脈を選択的に拡張し、
腎血流量を増加し、糸球体濾過量を維持することが明らかに
された22)。
18.7 抗狭心症作用
イヌ及び健康成人でイソプレナリン負荷、あるいは運動負荷
による心拍数の増加を抑制し、心筋酸素消費量を減少させた。
また、狭心症患者で、長時間心電図上、心拍数の減少及びST
下降、特に無症候性ST下降の抑制を示し23)、また運動負荷に
よる血圧上昇、心拍数の増加及びST変化の抑制が認められた。
18.8 虚血心筋保護作用
ラット摘出虚血再灌流心においてATP、ATP/ADP比、エネ
ルギーチャージ[(ATP+1/2ADP)/(ATP+ADP+AMP)]の
減少を有意に抑制した。また、ブタ、イヌ虚血再灌流心では
その梗塞サイズをプロプラノロールに比し有意に減少した24)。
18.9 抗心不全作用
冠動脈結紮心不全モデルラットにおいて、本剤投与群(結紮の
翌日より投与)は溶媒投与群に比べ左室機能(左室駆出率、左
室拡張末期圧)の改善を示した。Dahl食塩感受性ラットにお
いて、本剤投与群(心不全発症前より投与)は溶媒投与群に比
べ左室機能(左室拡張末期圧)及び生存率の改善を示した。ま
た、冠動脈塞栓心不全モデルイヌにおいて、本剤投与群は無
投与群に比べ左室機能(左室駆出率)の改善ならびに左室リモ
デリングの進展抑制(左室収縮末期容積及び左室拡張末期容積
の縮小)を示した25)。
18.10 その他の薬理作用
ラット、ウサギにおいて膜安定化作用が認められた。また、
内因性交感神経刺激作用は認められなかった。
さらにラット脳ホモジネートにおいて脂質過酸化抑制作用が
認められた26)
(in vitro)。

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融 点:114~119℃
分配係数:n-オクタノール-水(pH7.1);184.2

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