⑤

できるだけ下記の望ましい記入例に従って記入します。

事

項

・直接死因の原因があ
る場合はその原因を

不適当な記入例

・手術等の医療行為に
おける合併症を引き
起こした原因傷病名
を記入します。

（ア） 多臓器不全
（イ） 慢性腎臓病

（ア） 多臓器不全
（イ）

記入します。

望ましい記入例

（多臓器不全の原因を記入します。）
（ア） 術後肺炎
（イ）

（ア） 術後肺炎
（イ） 右肺上葉扁平上皮癌

手術

右肺上葉切除術を施
行。右肺上葉に扁平
手術
上皮癌があったが転
移なし。

（Ⅰ欄、Ⅱ欄の傷病名と関係する手術を手術欄に記入します。）
・薬物による死亡の場
合、薬物名（薬効）
、
手段及び状況を記入

（ア） 急性薬物中毒

（ア） 急性パラコート中毒

手段及
び状況

手段及 パラコート
（除草剤）
び状況 の誤飲

します。
・傷病名を簡潔に記入
します。

（薬物名（薬効）、手段及び状況を記入します。）
（ア） 高血圧による脳幹出血
（イ）

（ア） 脳幹出血
（イ） 高血圧

（文章での記入でなく、因果関係が分かるように記入します。）
（ア） 胃潰瘍、穿孔あり

（ア） 穿孔性胃潰瘍

（性状を先に書きます。）
・（

）はできるだけ

使わないようにしま
す。

（ア） 慢性肝炎（Ｃ型）

（ア） Ｃ型慢性肝炎

（型、部位及び性状を先に書きます。）
（ア） 肝硬変
（イ）（アルコール）

（ア） アルコール性肝硬変
（イ）

（２段に分けないで書くようにします。）
（ア） 播種性血管内血液凝固

症候群（DIC）

（ア） 播種性血管内血液凝固

症候群

（傷病名は単独で記入します。）
（ア）

・病原体名が分かる場
合は、病原体名を記
入します。

（（

心疾患（急性前壁心筋
梗塞）

（ア） 急性前壁心筋梗塞

）内に傷病名を記入しない。傷病名は単独で記入します。）
（ア） 肺アスペルギルス症

（ア） 肺真菌症

（病原体名が分かるように記入します。）

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死亡診断マニュアル̲本文̲2024.indd 14

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