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(参考資料2)業界からの要望事項.pdf (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40241.html
出典情報 厚生科学審議会 医薬品医療機器制度部会(令和6年度第2回 5/16)《厚生労働省》
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日薬連発第 190 号
令和 6 年 3 月 25 日
厚生労働大臣

武見 敬三 殿
日本製薬団体連合会
会 長 岡田 安史
医薬品医療機器等法の制度改正に係る要望書

平素より当連合会の活動にご支援を賜り厚く御礼申し上げます。
日本は世界で数少ない新薬創出国であり、知識・技術集約型産業である医薬品産業は、日本
の成長産業の柱の一つであると考えております。「医薬品産業ビジョン 2021」(令和 3 年 9 月 13 日)
では、医薬品を「医療の根幹を構成する重要な要素であり、疾病の脅威からわれわれの健康・生
命を守る手段」と定義し、「医薬品産業の健全な維持・発展は我が国の医療水準を向上させるとと
もに経済全体を支えるもの」と明記され、革新的創薬や医学研究、産業技術力の向上により、健康
寿命の延伸や産業・経済の発展に寄与すること、医薬品の品質確保・安定供給を通じて、国民が
安心して良質な医療を受けられる社会を次世代へと引き継いでいくことを目指すビジョンが示され
ています。製薬企業は、より良い医薬品を速やかに患者に届けるという使命の下、革新的医薬品
の研究開発のみならず、製造、製造販売後まで一貫した安全対策及び製品の安定供給等に係る
課題解決に向け鋭意取り組んでおります。
また近年、従来型の低分子医薬ではアプローチが困難であった創薬ターゲットに対して、バイオ
テクノロジーやゲノム解析などの技術が大きく進化したことに伴い、高度な個別化医療、希少疾病、
予防医療等の研究が進んだ結果、創薬のモダリティが多様化していますが、こうした中、日本の創
薬力低下の大きな要因の一つとして、新規モダリティの変化に十分な対応が出来ていない事が挙
げられております。
つきましては、今般の医薬品医療機器等法の検討に合わせて、以下の事項について製薬業界
から要望を提出致します。要望書の趣旨、内容をご理解の上、ご対処のほど宜しくお願い申し上
げます。
1.必要な医薬品のアクセス向上(ドラッグラグ、ドラッグロスの解消)
2.安定供給・品質事案再発防止に向けた取組み
3.医薬品の円滑な輸出に向けた取り組み
4.安全対策の充実及び効率化に向けた取組み

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