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08 科学技術・学術政策局主要事項 -令和7年度科学技術関係概算要求- (14 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/a_menu/yosan/r01/1420668_00002.html
出典情報 令和7年度文部科学省 概算要求等の発表資料一覧(8/29)《文部科学省》
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地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム
(SATREPS)

令和7年度要求・要望額
21億円
(前年度予算額
19億円)
※運営費交付金中の推計額

現状・課題

 統合イノベーション戦略2024(令和6年6月)
G7を含む同盟国・同志国やASEAN・インドを含むグローバル・サウスなどとの連携等を通じて国内外のリソースを積極的に活用し、戦略
的な協働を進めるとともに、(中略)自由な発想に基づく国際連携を推進し、国際頭脳循環を促進していくことが必要である。
 第6期科学技術・イノベーション基本計画(令和3年3月)
インド、ケニア等の新興国及び途上国とのSDGsを軸とした科学技術協力を進め、中長期的な視野を含めて、科学技術の発展、人材育成、
地球規模課題解決等に貢献する。

事業概要

タイプ

次世代支援型 SATREPS Next

SATREPS

 国際協力によるSTI for SDGsを体現するプログラム。開発途上国のニーズに基づき地球規模課題
の解決と将来的な社会実装に向けた国際共同研究を推進する。

対象機関 大学、国公立研究機関等の公的研究機関、民間企業等

 国際科学技術協力の強化が求められているアフリカ、太平洋島嶼国、中央アジアなどの地域との連携
強化等を図るため、採択件数の拡充、SATREPSの基盤構築強化に向けた拡充施策を戦略的に実
施し、科学技術外交への一層の貢献を目指す。

支援額

6百万円程度/年・課題

35百万円程度/年・課題
(JICAが60百万円/年を上限に支援)

事業期間

令和7年度~

平成20年度~

支援期間

原則3年間

原則3~5年間

採択数

20課題

15課題

事業スキーム

次世代支援型 SATREPS Next(拡充)

政策上重要な地域において重点的に若手研究人材のSATREPS参画を促進す
るため、現地でのネットワーク構築や共同研究着手に必要な初期調査等に取り組
み、本格的な国際共同研究の実施につなげる。
外務省

JICA

ブータン王国
ブータンにおける組積造建築の
地震リスク評価と減災技術の開発
 地震活動の活発化が懸念されるブータンにおいて、伝統工法による版築・
石積建築の耐震性能評価法、新築・既存建物の耐震化手法を確立。
取りまとめた耐震化指針が現地建築基準に反映された。
 日本とブータンとの共同研究の継続や研究機関間の連携を深める拠点と
してブータンに伝統建築研究所が設立され、両国間の更なる連携や成果
の実装加速が期待される。

途上国側
研究機関
・研究者

JST

連携
支援

国際共同
研究

文部科学省

日本側
研究機関
・研究者

国際共同
研究

外務省

協力要請

連携

我が国の優れた科学技術と政府開発援助(ODA)との連携により、開発途上国の
ニーズに基づき、環境・エネルギー分野、生物資源分野、防災分野等における地球規模
課題の解決と将来的な社会実装につながる国際共同研究を推進する。

提案申請

JST

支援

提案申請

イメージ図

文部科学省

日本側
研究機関
・研究者

これまでの成果

SATREPS

JICA

政府開発
援助
(ODA)
途上国側
研究機関
・研究者

マダガスカル共和国
肥沃度センシング技術と養分欠乏耐性系統の開発を統合した
アフリカ稲作における養分利用効率の飛躍的向上
 従来の施肥法に比べ、同量ないし半分の施肥量でイネ収量が
2割程度増加させる肥料の処理技術を考案し、技術マニュア
ルをまとめ普及。
 加えて、優れた生産性をもつ水稲新品種2点を開発し、マダガ
スカルの水稲新品種として正式に登録するとともに、20232024年には最大1,000 haに普及できる見込み。

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(担当:科学技術・学術政策局参事官(国際戦略担当)付)