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08 科学技術・学術政策局主要事項 -令和7年度科学技術関係概算要求- (25 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/a_menu/yosan/r01/1420668_00002.html
出典情報 令和7年度文部科学省 概算要求等の発表資料一覧(8/29)《文部科学省》
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先端研究基盤共用促進事業

令和7年度要求・要望額
(前年度予算額

9億円
12億円)

背景・課題

○ 研究施設・設備・機器は、科学技術イノベーション活動の原動力である重要なインフラであり、研究力強化・イノベーション創出には、意欲ある研究者が十分に研究活動を行える研究環境の
構築が必要不可欠。
○ 国内有数の研究基盤をプラットフォーム化し全国からの利用を可能とするとともに、大学等の研究機関が、組織として、単に機器を共用化するだけでなく、戦略的に研究基盤の持続的な整
備、幅広い研究者への共用、運営の要である専門性を有する人材の持続的な確保・資質向上を図ることにより、我が国全体の研究環境を改善していくことは急務である。
○ 共用化の仕組み作りは一定程度進捗しているものの、機関格差の広がりや、研究力強化・イノベーション創出を意識した戦略的な共用の場・ネットワークの構築・運用に課題があり、実効性
のある事例展開、全体の底上げ・最適化を進める必要がある。
【第6期科学技術・イノベーション基本計画(令和3年3月26日閣議決定)】(抄)
• 組織的な研究設備の導⼊・更新・活⽤の仕組み(コアファシリティ化)を確⽴する。(中略)既に整備済みの国内有数の研究施設・設備については、施設・設備間の連携を促進するとともに、2021
年度中に、全国各地からの利⽤ニーズや問合せにワンストップで対応する体制の構築に着⼿し、2025 年度までに完了する。
【統合イノベーション戦略2024(令和6年6月4日閣議決定)】(抄)
• 「コアファシリティ構築支援プログラム」の取組や成果(中略)等に基づき、先行事例の展開や機関間連携の促進等を通じて、コアファシリティ化を推進。また、「先端研究設備プラットフォームプログラム」の
取組や成果に基づき、引き続き遠隔化・自動化による利用を拡大しつつ、基盤技術の高度化やワンストップサービスを活用した利用者の拡大、データの利活用の取組を推進

事業概要

分野・組織に応じた研究基盤の共用を推進。全ての研究者がより研究に打ち込める環境へ。

研究設備・機器の共用推進に向けた
ガイドライン(令和4年3月策定)

コアファシリティ構築支援プログラム(2020年度~、5年間支援)
大学・研究機関全体の「統括部局」の機能を強化し、機関全体として、研究設備・機器群を戦略的に
導入・更新・共用する仕組みを構築する。
パワーレーザーDX

NMR

SPring-8
SACLA
NanoTerasu
J-PARC
富岳

顕微イメージング
システム
研究用MRI

【事業の波及効果】

(主な取組)
○学内共用設備群の集約・ネットワーク化、統一的な規定・システム整備
○技術職員の集約・組織化、分野や組織を越えた交流機会の提供
○近隣の大学・企業・公設試等との機器の相互利用等による地域の研究力向上
採択先:10機関
東北大学、筑波大学、東京農工大学、長岡技術科学大学、信州大学、東海国立大学機構、大阪大学、広島大学、琉球大学、名古屋市立大学

先端研究設備プラットフォームプログラム(2021年度~、5年間支援)



委託

大学・国研等

成果の
展開・発展

国内有数の研究基盤(産学官に共用可能な大型研究施設・設備)について、全国からの利用可能
性を確保するため、遠隔利用・自動化を図りつつ、ワンストップサービスによる利便性向上を図る。

全国の共用システムを見える
化し、好事例の分析、イノ
ベーション創出効果等の評価
等を行いつつ、我が国全体の
研究設備・機器利用環境の
向上と最適化を図る。
(主な取組)
○ポータルサイトの設置等による
全国の共用システムの見える化、
好事例の分析・カタログ化
○全体最適化に向けた評価・検討、
各機関への助言等を行うアドバ
イザリーボードの設置・運用

(主な取組)
○取りまとめ機関を中核としたワンストップサービスの設置、各機関の設備の相互利用・相互連携の推進
○遠隔地からの利用・実験の自動化等に係るノウハウ・データの共有、技術の高度化
○専門スタッフの配置・育成
採択先:4プラットフォーム(代表機関)
顕微イメージングソリューションプラットフォーム(北海道大学)、NMRプラットフォーム(理化学研究所)、パワーレーザーDXプラットフォーム(大阪
大学)、研究用MRI共有プラットフォーム(大阪大学)

 機器所有者・利用者双方の負担軽減
 分野融合や新興領域の拡大、産学連携の強化
 利用者・利用時間の拡大、利用効率の向上、利便性の向上  若手研究者等の速やかな研究体制構築
【事業スキーム】

共用システムの見える化
(2025年度~)(新規)

支援対象機関:
大学、国立研究開発法人等

事業規模:(既採択) コアファシリティ:約40~60百万円/年、10件
(新規)
見える化:50百万円/年、1件

 研究力強化、イノベーション創出

先端PF:約60~100百万円/年、4件

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(担当:科学技術・学術政策局研究環境課)