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08 科学技術・学術政策局主要事項 -令和7年度科学技術関係概算要求- (22 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mext.go.jp/a_menu/yosan/r01/1420668_00002.html |
出典情報 | 令和7年度文部科学省 概算要求等の発表資料一覧(8/29)《文部科学省》 |
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SPring-8の高度化(SPring-8-Ⅱ)
現状・課題
132億円
(新規)
【統合イノベーション戦略2024(令和6年6月4日閣議決定)】
• 大型放射光施設SPring-8は共用開始から25年以上が経過し、施設の老朽化のほか、
諸外国で硬X線領域の放射光施設の第4世代への高度化が進む中、性能の面でも後れ
を取りつつあり、経済安全保障上も大きな課題。
• 2030年頃に迎える次世代半導体の量産やGX社会の実現など産業・社会の大きな転機
を見据え、これに間に合うよう現行の100倍の輝度をもつ世界最高峰の放射光施設を目
指し、我が国の放射光施設におけるフラッグシップの位置付けとしてアップグレードが必須。
事業内容
• 現行のSPring-8の約100倍の最高輝度を誇る世界トップ性能を目指し、第4世代の
加速器テクノロジーや省エネルギー技術を導入する。NanoTerasuの整備で得られた知見
を活かし、約1年間の停止期間を含む4年間でSPring-8-Ⅱの整備を行う。
事業実施期間 令和7年度~令和10年度(予定)
【事業スキーム】
補助金
国
<SPring-8の高度化概要>
加速器トンネル・リング保守通路内
実験ホール内
蓄積リング棟機械室
現地作業・アライメント 約34億円
真空機器 約118億円
施設設備の適正化 約12億円
約63億円
【新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画 2024年改訂版(令和6年6月21日閣議決定)】
スプリング・エイト(SPring-8:理化学研究所が設置する大型放射光施設)
やナノテラス(略)の整備・活用・高度化を図る。
【経済財政運営と改革の基本方針2024(令和6年6月21日閣議決定)】
官民共同の仕組み等による大型研究施設の戦略的な整備・活用・高度化
の推進266(中略)等を図る(略)
------(脚注)-----226 大型放射光施設SPring-8及びNanoTerasuやスーパーコンピュータ
「富岳」等。(略)
技術革新の例
輝度の劇的向上
ビームラインの高度化 約15億円
• SPring-8-Ⅱから生み出される高輝度な放射光を利用することで、従来よりも高精細な
データが短時間で取得可能になり、ビッグデータ時代の研究開発に対応可能となる。
• 上記によって、次世代半導体の検査・分析や、燃料電池の研究開発、サーキュラーエコノ
ミーの実現やバイオモノづくりの実現に大きく貢献することが見込まれる。
加速器の省エネ化
約100倍
第4世代加速器テクノロジーを採用することで、現行の約100倍の明るさを
誇る世界1位の最高輝度・実用空間分解能1nmが実現可能となるほか、
実験時間の短縮や広い領域を高精細に測定することが可能となる。また、磁石
システムの一部を電磁石から永久磁石へ置き換えることで、加速器の運転に
かかる消費電力を6割程度にまで削減し、大幅に省エネ化できる。
整備スケジュール(予定)
令和7
令和8
【加速器】
製作・組立・精密調整
【ビームライン】
製作・組立・精密調整
【アライメント・現地作業】
組立調整エリアの整備
(年度)
令和9
令和10
令和11
運転停止期間
試運転・
コミッショニング
共用開始
磁石・電源・架台 約257億円
その他加速器コンポーネント
大型放射光施設SPring-8は共用開始から25年以上が経過し、性能面で海外施設に遅れを取りつつあることから、
次世代半導体やGX社会の実現などの産業・社会の転機を見据えて、現行の100倍の輝度をもつ世界最高峰の
放射光施設を目指し、SPring-8-Ⅱの整備に着手する(略)
理化学研究所
SPring-8-Ⅱ整備費
総額 約500億円
令和7年度より、第4世代加速器テクノロジーと省資源化・省エネ化技術を導入した加速
器コンポーネント(磁石システム、真空チャンバー等)や、共用ビームライン更新部分の製
作・組立・精密調整に着手する。令和9年夏から約1年間は加速器の運転を停止し、停止
期間中に現在設置されている加速器を撤去、新たに製作した加速器コンポーネントの搬
入・据付、制御系システムの更新等を実施するほか、共用ビームラインの更新も行う。
期待される成果
令和7年度要求・要望額
トンネル・実験ホール内作業
(担当:科学技術・学術政策局研究環境課)22
現状・課題
132億円
(新規)
【統合イノベーション戦略2024(令和6年6月4日閣議決定)】
• 大型放射光施設SPring-8は共用開始から25年以上が経過し、施設の老朽化のほか、
諸外国で硬X線領域の放射光施設の第4世代への高度化が進む中、性能の面でも後れ
を取りつつあり、経済安全保障上も大きな課題。
• 2030年頃に迎える次世代半導体の量産やGX社会の実現など産業・社会の大きな転機
を見据え、これに間に合うよう現行の100倍の輝度をもつ世界最高峰の放射光施設を目
指し、我が国の放射光施設におけるフラッグシップの位置付けとしてアップグレードが必須。
事業内容
• 現行のSPring-8の約100倍の最高輝度を誇る世界トップ性能を目指し、第4世代の
加速器テクノロジーや省エネルギー技術を導入する。NanoTerasuの整備で得られた知見
を活かし、約1年間の停止期間を含む4年間でSPring-8-Ⅱの整備を行う。
事業実施期間 令和7年度~令和10年度(予定)
【事業スキーム】
補助金
国
<SPring-8の高度化概要>
加速器トンネル・リング保守通路内
実験ホール内
蓄積リング棟機械室
現地作業・アライメント 約34億円
真空機器 約118億円
施設設備の適正化 約12億円
約63億円
【新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画 2024年改訂版(令和6年6月21日閣議決定)】
スプリング・エイト(SPring-8:理化学研究所が設置する大型放射光施設)
やナノテラス(略)の整備・活用・高度化を図る。
【経済財政運営と改革の基本方針2024(令和6年6月21日閣議決定)】
官民共同の仕組み等による大型研究施設の戦略的な整備・活用・高度化
の推進266(中略)等を図る(略)
------(脚注)-----226 大型放射光施設SPring-8及びNanoTerasuやスーパーコンピュータ
「富岳」等。(略)
技術革新の例
輝度の劇的向上
ビームラインの高度化 約15億円
• SPring-8-Ⅱから生み出される高輝度な放射光を利用することで、従来よりも高精細な
データが短時間で取得可能になり、ビッグデータ時代の研究開発に対応可能となる。
• 上記によって、次世代半導体の検査・分析や、燃料電池の研究開発、サーキュラーエコノ
ミーの実現やバイオモノづくりの実現に大きく貢献することが見込まれる。
加速器の省エネ化
約100倍
第4世代加速器テクノロジーを採用することで、現行の約100倍の明るさを
誇る世界1位の最高輝度・実用空間分解能1nmが実現可能となるほか、
実験時間の短縮や広い領域を高精細に測定することが可能となる。また、磁石
システムの一部を電磁石から永久磁石へ置き換えることで、加速器の運転に
かかる消費電力を6割程度にまで削減し、大幅に省エネ化できる。
整備スケジュール(予定)
令和7
令和8
【加速器】
製作・組立・精密調整
【ビームライン】
製作・組立・精密調整
【アライメント・現地作業】
組立調整エリアの整備
(年度)
令和9
令和10
令和11
運転停止期間
試運転・
コミッショニング
共用開始
磁石・電源・架台 約257億円
その他加速器コンポーネント
大型放射光施設SPring-8は共用開始から25年以上が経過し、性能面で海外施設に遅れを取りつつあることから、
次世代半導体やGX社会の実現などの産業・社会の転機を見据えて、現行の100倍の輝度をもつ世界最高峰の
放射光施設を目指し、SPring-8-Ⅱの整備に着手する(略)
理化学研究所
SPring-8-Ⅱ整備費
総額 約500億円
令和7年度より、第4世代加速器テクノロジーと省資源化・省エネ化技術を導入した加速
器コンポーネント(磁石システム、真空チャンバー等)や、共用ビームライン更新部分の製
作・組立・精密調整に着手する。令和9年夏から約1年間は加速器の運転を停止し、停止
期間中に現在設置されている加速器を撤去、新たに製作した加速器コンポーネントの搬
入・据付、制御系システムの更新等を実施するほか、共用ビームラインの更新も行う。
期待される成果
令和7年度要求・要望額
トンネル・実験ホール内作業
(担当:科学技術・学術政策局研究環境課)22