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資料2-2 重篤副作用疾患別対応マニュアル 骨吸収抑制薬に関する顎骨壊死・顎骨骨髄炎(案)[6.1MB] (14 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000209243_00011.html
出典情報 重篤副作用総合対策検討会(第16回 10/17)《厚生労働省》
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写真 7:ステージ 3

口腔外瘻孔を認める。

(61 歳、女性、乳癌の骨転移に対してゾレドロン酸投与歴あり)

表 2(文献 6 より作成)
潜在性・非骨露出型病変(ステージ 0)
臨床的に骨壊死の確証はないが、以下のような非特異的な症状または臨床所見を呈する患者。
歯周病や根尖性歯周炎の診断でも MRONJ に進展するケースが存在するので注意を要する。
症状の例
・歯周病や根尖性歯周炎と区別のつかない歯痛
・顎の鈍い骨痛、顎関節部までの放散痛
・副鼻腔の疼痛、上顎洞壁の炎症、粘膜の肥厚
・神経感覚機能の変化
臨床所見
・歯の動揺
・口腔内あるいは口腔外の腫脹
*AAOMS は「歯原性でないこと」を強調しているが、わが国では歯性感染症から進展した MRONJ が多い
現状から、潜在性・非骨露出型病変の症状の例から『歯原性でないこと』を外した。
*潜在性・不確定病変(いわゆるステージ 0)は「分類」としては残すが、MRONJ の診断基準(骨露出・
瘻孔)を満たさないことから、MRONJ の診断・統計から外された。ステージ 0 の約半数が治癒する一
方で、約半数が MRONJ に進展することから十分な経過観察が必要である。

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