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資料2-2 重篤副作用疾患別対応マニュアル 骨吸収抑制薬に関する顎骨壊死・顎骨骨髄炎(案)[6.1MB] (9 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000209243_00011.html
出典情報 重篤副作用総合対策検討会(第16回 10/17)《厚生労働省》
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るなどの症状が生じます。進行すると唇の周りが痺れることもあり
ます。このような症状がみられた場合には、放置せずに医師・歯科医
師・薬剤師に相談してください。
薬剤関連顎骨壊死・顎骨骨髄炎のリスクを高める因子として、糖尿
病、自己免疫疾患、人工透析、骨系統疾患などの治療を受けている場
合、重度の貧血や喫煙、飲酒、肥満などが報告されています。また、
口腔内の環境因子として、口腔衛生状態の不良や歯周病、進行したむ
し歯、抜歯、インプラント周囲炎、合わない入れ歯などが挙げられま
す。

4.

薬剤関連顎骨壊死・顎骨骨髄炎の予防と対処法

薬剤関連顎骨壊死・顎骨骨髄炎の発症頻度は高くありませんが、発
症すると治療が困難な場合もあります。顎骨壊死・顎骨骨髄炎を生じ
る可能性のある薬剤投与を受ける前に、むし歯や歯周病の治療、抜歯
などの歯科治療を受けることが、顎骨壊死・顎骨骨髄炎の発症予防に
効果的であると報告されています。また、薬剤投与中も定期的に歯科
を受診し、歯ぐきの状態のチェックを受け、ブラッシング(口腔清掃)
指導、歯石の除去、入れ歯の調整などを受けることが大切です。

※医薬品の販売名、添付文書の内容等を知りたい時は、このホームペ
ージにリンクしている独立行政法人医薬品医療機器総合機構の「医
療用医薬品 情報検索」から確認することができます。
http://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuSearch/
※独立行政法人医薬品医療機器総合機構法に基づく公的制度として、
医薬品を適正に使用したにもかかわらず発生した副作用により入院
治療が必要な程度の疾病等の健康被害について、医療費、医療手当、
障害年金、遺族年金などの救済給付が行われる医薬品副作用被害救
済制度があります(対象除外医薬品による健康被害など、救済給付の
対象にならない場合もあります。
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