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資料2-2 重篤副作用疾患別対応マニュアル 骨吸収抑制薬に関する顎骨壊死・顎骨骨髄炎(案)[6.1MB] (16 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000209243_00011.html
出典情報 重篤副作用総合対策検討会(第16回 10/17)《厚生労働省》
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B

A

写真 9A:CT;左側下顎前歯部から臼歯部にかけて腐骨分離を認める。
(73 歳、女性、乳癌骨転移にてゾレドロン酸投与歴あり)
写真 9B:CT;下顎前歯部から左側臼歯部にかけて骨融解像を認め、舌側に骨膜反応と新生骨を認め
る(矢印)

(60 歳、女性、乳癌骨転移にてゾレドロン酸投与歴あり)
(文献 7 より引用)

MRI は骨髄の炎症や周囲軟組織の炎症波及範囲の評価に優れてい
る。
MRONJ 初期では CT などの X 線画像で捉えられない場合があり、
MRIT1 強調像で低信号、T2 強調像ならびに脂肪抑制像の STIR で高
信号となる場合があり 6)、早期診断に有用である(写真 10)
。ただ
し、MRI では実際の病変よりも過小評価や過大評価となる報告もあ
り、CT や他の画像所見と併用すべきである。
CT

MRI T1 強調像

MRI T2 強調像

写真 10:CT・MRI の比較;左側下顎前歯部から右側臼歯部にかけて骨髄炎、骨壊死を認める。
CT では腐骨分離が右側下顎臼歯部に認められるが、MRI T1 強調像では骨壊死をきたした右側下顎臼歯
部だけでなく、骨髄炎を発症している反対側の前歯部まで低信号を認め、T2 強調像では一部に高信号が
認められる。
(60 歳、女性、乳癌骨転移にてゾレドロン酸投与歴あり)
(文献 7 より引用)

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