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資料2-2 重篤副作用疾患別対応マニュアル 骨吸収抑制薬に関する顎骨壊死・顎骨骨髄炎(案)[6.1MB] (8 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000209243_00011.html |
出典情報 | 重篤副作用総合対策検討会(第16回 10/17)《厚生労働省》 |
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1.
薬剤関連顎骨壊死・顎骨骨髄炎とは?
顎骨壊死とは、あごの骨の組織が局所的に死滅し、骨が腐った状態
になることで、顎骨骨髄炎とは、口の中にもともと生息する細菌があ
ごの骨にまで感染し炎症を生じている状態になることです。顎骨壊
死・顎骨骨髄炎の原因として、むし歯や歯周病の進行、あご周辺への
放射線治療、薬剤の副作用などがありますが、このうち、薬剤が原因
となって生じる顎骨壊死・骨髄炎を総称して薬剤関連顎骨壊死・顎骨
骨髄炎と呼びます。
2.
薬剤関連顎骨壊死・顎骨骨髄炎を引き起こす可能性の
ある薬剤は?
悪性腫瘍(がん)の骨病変や骨粗鬆症などの治療に使用される、①
ビスホスホネート系製剤、②抗 RANKL 抗体製剤(デノスマブ製剤)
が主な薬剤ですが、その他にも血管新生阻害薬や免疫抑制薬などで
も発症が報告されています。
① ビスホスホネート系製剤
・多発性骨髄腫や固形癌骨転移の骨病変に対する高用量投与
(注射薬)
・骨粗鬆症に対する低用量投与(主に経口薬、一部注射薬)
② 抗 RANKL 抗体製剤(デノスマブ製剤)
・多発性骨髄腫や固形癌骨転移の骨病変、骨巨細胞腫に対する
高用量投与(注射薬)
・骨粗鬆症や関節リウマチに対する低用量投与(注射薬)
具体的な薬剤の名前は、本マニュアルの 41 ページで確認して下さ
い。
3.
薬剤関連顎骨壊死・顎骨骨髄炎の症状
薬剤関連顎骨壊死・顎骨骨髄炎は、無症状の場合もありますが、初
期症状として、歯やあごが痛む、歯茎やあごが腫れる、歯がぐらつく
などの症状が出現します。その後、歯ぐきから膿がでたり骨が露出す
7
薬剤関連顎骨壊死・顎骨骨髄炎とは?
顎骨壊死とは、あごの骨の組織が局所的に死滅し、骨が腐った状態
になることで、顎骨骨髄炎とは、口の中にもともと生息する細菌があ
ごの骨にまで感染し炎症を生じている状態になることです。顎骨壊
死・顎骨骨髄炎の原因として、むし歯や歯周病の進行、あご周辺への
放射線治療、薬剤の副作用などがありますが、このうち、薬剤が原因
となって生じる顎骨壊死・骨髄炎を総称して薬剤関連顎骨壊死・顎骨
骨髄炎と呼びます。
2.
薬剤関連顎骨壊死・顎骨骨髄炎を引き起こす可能性の
ある薬剤は?
悪性腫瘍(がん)の骨病変や骨粗鬆症などの治療に使用される、①
ビスホスホネート系製剤、②抗 RANKL 抗体製剤(デノスマブ製剤)
が主な薬剤ですが、その他にも血管新生阻害薬や免疫抑制薬などで
も発症が報告されています。
① ビスホスホネート系製剤
・多発性骨髄腫や固形癌骨転移の骨病変に対する高用量投与
(注射薬)
・骨粗鬆症に対する低用量投与(主に経口薬、一部注射薬)
② 抗 RANKL 抗体製剤(デノスマブ製剤)
・多発性骨髄腫や固形癌骨転移の骨病変、骨巨細胞腫に対する
高用量投与(注射薬)
・骨粗鬆症や関節リウマチに対する低用量投与(注射薬)
具体的な薬剤の名前は、本マニュアルの 41 ページで確認して下さ
い。
3.
薬剤関連顎骨壊死・顎骨骨髄炎の症状
薬剤関連顎骨壊死・顎骨骨髄炎は、無症状の場合もありますが、初
期症状として、歯やあごが痛む、歯茎やあごが腫れる、歯がぐらつく
などの症状が出現します。その後、歯ぐきから膿がでたり骨が露出す
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