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資料2-2 重篤副作用疾患別対応マニュアル 骨吸収抑制薬に関する顎骨壊死・顎骨骨髄炎(案)[6.1MB] (33 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000209243_00011.html |
出典情報 | 重篤副作用総合対策検討会(第16回 10/17)《厚生労働省》 |
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除去術および右側下顎区域切除術、プレート再建術を施行した(写真
25, 26)。術後、口腔内は正常粘膜で被覆され、MRONJ は治癒し経口
摂取量は回復した(写真 27)
。
(解説)本症例は乳癌の多発骨転移に対し、ゾレドロン酸を 1 年 4 か
月間投与後、Dmab を 4 年間投与されていた。かかりつけ歯科受診は
中断されており、歯の自然脱落により再受診した歯科にて MRONJ が
判明した。口腔内の 3 か所に MRONJ が発症しており、口腔衛生状態
は不良で、辺縁性歯周炎の増悪により MRONJ が発症したと考えられ
た。壊死骨の露出は 8 週間以上にわたり、右側下顎では病的骨折に至
っていることより、両側上顎骨と右側下顎骨の広範囲にわたる MRONJ
(ステージ 3)と診断した。
写真 21:右側上顎臼歯部と左側上顎前歯部から臼歯部および右側下顎臼歯部に壊死骨が露出してい
る。
写真 22:右側下顎臼歯部に腐骨様不透過像を認め、病的骨折が見られる。また、右側上顎臼歯部と
左側上顎前歯部から臼歯部には骨融解と骨硬化像が認められる。
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25, 26)。術後、口腔内は正常粘膜で被覆され、MRONJ は治癒し経口
摂取量は回復した(写真 27)
。
(解説)本症例は乳癌の多発骨転移に対し、ゾレドロン酸を 1 年 4 か
月間投与後、Dmab を 4 年間投与されていた。かかりつけ歯科受診は
中断されており、歯の自然脱落により再受診した歯科にて MRONJ が
判明した。口腔内の 3 か所に MRONJ が発症しており、口腔衛生状態
は不良で、辺縁性歯周炎の増悪により MRONJ が発症したと考えられ
た。壊死骨の露出は 8 週間以上にわたり、右側下顎では病的骨折に至
っていることより、両側上顎骨と右側下顎骨の広範囲にわたる MRONJ
(ステージ 3)と診断した。
写真 21:右側上顎臼歯部と左側上顎前歯部から臼歯部および右側下顎臼歯部に壊死骨が露出してい
る。
写真 22:右側下顎臼歯部に腐骨様不透過像を認め、病的骨折が見られる。また、右側上顎臼歯部と
左側上顎前歯部から臼歯部には骨融解と骨硬化像が認められる。
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