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資料2-3 重篤副作用疾患別対応マニュアル ネフローゼ症候群(案)[2.1MB] (26 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000209243_00011.html |
出典情報 | 重篤副作用総合対策検討会(第16回 10/17)《厚生労働省》 |
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たため、精査加療目的に入院となった。
(入院時検査成績)1 日尿蛋白 10g、尿沈渣にて卵円形脂肪体を認めた。血液
生化学検査では TP4.1g/dL、Alb2.0g/dL、BUN11mg/dL、Cr0.6mg/dL であった。
(入院後経過)腎生検にて膜性腎症と診断した。ブシラミンを被疑薬と考え
休薬したところ、13 か月後に蛋白尿は消失した。
【症例 2】
(被疑薬)イブプロフェン
(臨床経過)
60 歳代男性。
頭痛に対してイブプロフェンを連日服用していた。
服用開始 5 か月後に全身倦怠感、浮腫および乏尿を認め精査加療目的に入院
となった。
(入院時検査成績)1 日尿蛋白 9.1g、尿沈渣にて卵円形脂肪体を認めた。血
液生化学検査では TP4.8g/dL、Alb1.6g/dL、BUN47.6mg/dL、Cr2.3mg/dL であ
った。
(入院後経過)腎生検にて微小変化型ネフローゼ症候群と診断した。イブプ
ロフェンを被疑薬と考え休薬したところ、蛋白尿の消失とともに腎機能も正
常化した。
【症例 3】
(被疑薬)パミドロン酸二ナトリウム水和物
(臨床経過)70 歳代女性。多発性骨髄腫の診断にて、メルファランおよびプ
レドニゾロンによる治療にくわえて末梢血幹細胞移植を併用した全身放射
線照射にて寛解した。しかし 1 年後再燃し、パミドロン酸二ナトリウム水和
物による治療を開始した。開始時は、尿蛋白陰性、血清 Cr1.2mg/dL であっ
た。次第に尿蛋白の増加にくわえて腎障害の進行を認めたため、治療開始 18
か月後に精査加療目的に入院となった。
(入院時検査成績)1 日尿蛋白 12g、尿沈渣にて卵円形脂肪体を認めた。血液
生化学検査では Alb2.3g/dL、Cr4.2mg/dL であった.
(入院後経過)腎生検にて巣状分節性糸球体硬化症
(collapsing バリアント)
25
(入院時検査成績)1 日尿蛋白 10g、尿沈渣にて卵円形脂肪体を認めた。血液
生化学検査では TP4.1g/dL、Alb2.0g/dL、BUN11mg/dL、Cr0.6mg/dL であった。
(入院後経過)腎生検にて膜性腎症と診断した。ブシラミンを被疑薬と考え
休薬したところ、13 か月後に蛋白尿は消失した。
【症例 2】
(被疑薬)イブプロフェン
(臨床経過)
60 歳代男性。
頭痛に対してイブプロフェンを連日服用していた。
服用開始 5 か月後に全身倦怠感、浮腫および乏尿を認め精査加療目的に入院
となった。
(入院時検査成績)1 日尿蛋白 9.1g、尿沈渣にて卵円形脂肪体を認めた。血
液生化学検査では TP4.8g/dL、Alb1.6g/dL、BUN47.6mg/dL、Cr2.3mg/dL であ
った。
(入院後経過)腎生検にて微小変化型ネフローゼ症候群と診断した。イブプ
ロフェンを被疑薬と考え休薬したところ、蛋白尿の消失とともに腎機能も正
常化した。
【症例 3】
(被疑薬)パミドロン酸二ナトリウム水和物
(臨床経過)70 歳代女性。多発性骨髄腫の診断にて、メルファランおよびプ
レドニゾロンによる治療にくわえて末梢血幹細胞移植を併用した全身放射
線照射にて寛解した。しかし 1 年後再燃し、パミドロン酸二ナトリウム水和
物による治療を開始した。開始時は、尿蛋白陰性、血清 Cr1.2mg/dL であっ
た。次第に尿蛋白の増加にくわえて腎障害の進行を認めたため、治療開始 18
か月後に精査加療目的に入院となった。
(入院時検査成績)1 日尿蛋白 12g、尿沈渣にて卵円形脂肪体を認めた。血液
生化学検査では Alb2.3g/dL、Cr4.2mg/dL であった.
(入院後経過)腎生検にて巣状分節性糸球体硬化症
(collapsing バリアント)
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