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資料2-3 重篤副作用疾患別対応マニュアル ネフローゼ症候群(案)[2.1MB] (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000209243_00011.html
出典情報 重篤副作用総合対策検討会(第16回 10/17)《厚生労働省》
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ネフローゼ症候群
英語名:Nephrotic syndrome

A.患者の皆様へ
ここでご紹介している副作用は、まれなもので、必ず起こるというものではありません。
ただ、副作用は気づかずに放置していると重くなり健康に影響をおよぼすことがあるので、
早めに「気づいて」対処することが大切です。そこで、より安全な治療を行ううえでも、
本マニュアルを参考に、患者さんご自身、またはご家族に副作用の黄色信号として「副作
用の初期症状」があることを知っていただき、気づいたら医師あるいは薬剤師に連絡して
ください。

尿中に大量の蛋白が漏れ出てしまうために、血液中の蛋白が減り、
その結果むくみなど体に色々な不都合が起こる状態をネフローゼ
症候群といいます。糸球体腎炎、糖尿病、膠原病など元々ある病気
により起こることが多いのですが、抗リウマチ薬、解熱鎮痛薬、骨
吸収抑制薬や抗がん薬などの医薬品により引き起こされる場合が
あります。
医薬品を使用後に、次のような症状がみられた場合には、ネフロ
ーゼ症候群になっている可能性があります。放置せずに、ただちに
医師・薬剤師に連絡してください。
「尿が泡立つ」

「足がむくむ」

「息苦しい」

「尿量が少なくなる」

「体重が増える」

「体がだるい」
薬によるネフローゼ症候群は一般に原因となった薬の服用を中
止することにより改善することが多く、糸球体腎炎、糖尿病、膠原
病などによるネフローゼ症候群に比較し治療しやすいと考えられ
ます。また、検尿などの検査を定期的に受けていると、早期に発見
され、症状が出ないうちに治療できる可能性が大きくなります。
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