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財政総論 (33 ページ)

公開元URL https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/proceedings/material/20241016zaiseia.html
出典情報 財政制度分科会(10/16)《財務省》
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日本に所在する民間企業の格付の推移について


民間企業の格付は、所在する国の国債格付の影響を受けるとされる。実際に、ある主要格付会社によるそれぞれの格付ごとの社
数の推移を見ると、過去、日本国債が格下げされた際には、日本国債と同水準の格付だった民間企業の4割~5割が同時期に格
下げされている。
○ これは、いわゆるソブリン・シーリングという考え方とも整合的な動きとみられるが、民間企業の信用格付は、当該企業が発行する
社債の金利に影響を与えること等を通じ、資金調達のコストに影響を与える。
○ そうした影響や国際的なプレゼンスを高める観点も踏まえれば、国債格付けを他のG7諸国並みに向上させることを目指し、経済・
財政運営に取り組むべき。
(社数)

200

S&P社の格付における各符号の社数
AA

AA-

A+

A

A-

BBB+

BBB

BBB-

BB+

BB

BB-

180
160
140

• 2011年1月27日に日本国債がAAからAA-に格下げ。
・AA社数:22社(1/1時点)→11社(2/1時点)

120
100
80
60

• 2015年9月16日に日本国債がAA-からA+に格下げ。
• AA-社数:30社(9/1時点)→ 18社(10/1時点)

40
20
0
2010

2011

2012

2013

2014

2015

2016

2017

2018

2019

2020

2021

2022

(出所)Bloomberg
(注)2010年~2024年8月、日本に所在する企業の自国通貨建長期発行体格付を変化を月次でまとめたもの。外資系企業の日本法人を含み、地方債や政府系企業を除く。

2023

2024

(年)

32