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参考2 参考資料 (32 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20241129/index.html |
出典情報 | 令和7年度予算の編成等に関する建議(11/29)《財務省》 |
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有事における財政運営の考え方
資料Ⅰ-2-21
○ IMF/G7/G20ともに、コロナ後の財政運営として、有事対応含め、財政余⼒を再構築していく重要性を強調。
IMF Fiscal Monitor(2024年4月)
・ 債務が膨らむ中、今こそ持続可能な財政を取り戻す時である。
・ 財政の⽴ち遅れのリスクは今回特に顕著である。(中略)。経験則によれば、選挙の年には財政が悪化する傾向がある。そして今回
は、財政拡⼤を支持する政治的言説が特に⼤きい。このような状況において、健全な財政を再建し、優先的な投資のための予算余⼒
を作り、将来のショックに対処するためには、持続的で信頼できる財政再建が必要である。
・ 今日、債務と財政赤字に対処することは、後により痛みを伴う調整を避けるのに役⽴つ。財政引き締めはまた、(特に過剰需要を
特徴とする経済においては)ディスインフレのラストワンマイルを完遂するための重要な貢献となるだろう。
G7 財務⼤臣・中央銀⾏総裁会議声明(2024年5月23-25日 於︓イタリア・ストレーザ)
・ 財政余⼒を徐々に再構築することは、財政の持続可能性を強化し、新たなショックに対応するための更なる余地を⽣み出すための優
先課題である。
G20 財務⼤臣・中央銀⾏総裁会議声明(2024年7月25-26日 於︓ブラジル・リオデジャネイロ)
・ 我々は、強固で、持続可能で、均衡ある、かつ包摂的な成⻑(SSBIG)を促進するための我々の政策を調整し、明確に意思疎通す
ることを継続し、物価や⾦融の安定を維持し、財政の持続可能性を支え、負の波及効果を軽減する。我々の財政政策は、財政の持続
可能性を守り、バッファーを再建し、成⻑に配慮することを継続し、生産性を向上させる改⾰に対する官⺠投資を促進する。
(参考)英ウィリアム・グラッドストン⼤蔵⼤臣「財政演説」(1866)
(ヨーロッパ⼤陸の)9ヶ国のうち6ヶ国は、最近、平和な時期に年間6100万ポンドの債務を増加させていることになる。(中略)それは、平和な時期に
戦争のための資源を費やしているようなものである。それはあたかも世界が豊作の年に、不作の年のために蓄える代わりに、その豊作の全収穫を使い果たし、
さらに別の収穫の半分を費やしているようなものである。
資料Ⅰ-2-21
○ IMF/G7/G20ともに、コロナ後の財政運営として、有事対応含め、財政余⼒を再構築していく重要性を強調。
IMF Fiscal Monitor(2024年4月)
・ 債務が膨らむ中、今こそ持続可能な財政を取り戻す時である。
・ 財政の⽴ち遅れのリスクは今回特に顕著である。(中略)。経験則によれば、選挙の年には財政が悪化する傾向がある。そして今回
は、財政拡⼤を支持する政治的言説が特に⼤きい。このような状況において、健全な財政を再建し、優先的な投資のための予算余⼒
を作り、将来のショックに対処するためには、持続的で信頼できる財政再建が必要である。
・ 今日、債務と財政赤字に対処することは、後により痛みを伴う調整を避けるのに役⽴つ。財政引き締めはまた、(特に過剰需要を
特徴とする経済においては)ディスインフレのラストワンマイルを完遂するための重要な貢献となるだろう。
G7 財務⼤臣・中央銀⾏総裁会議声明(2024年5月23-25日 於︓イタリア・ストレーザ)
・ 財政余⼒を徐々に再構築することは、財政の持続可能性を強化し、新たなショックに対応するための更なる余地を⽣み出すための優
先課題である。
G20 財務⼤臣・中央銀⾏総裁会議声明(2024年7月25-26日 於︓ブラジル・リオデジャネイロ)
・ 我々は、強固で、持続可能で、均衡ある、かつ包摂的な成⻑(SSBIG)を促進するための我々の政策を調整し、明確に意思疎通す
ることを継続し、物価や⾦融の安定を維持し、財政の持続可能性を支え、負の波及効果を軽減する。我々の財政政策は、財政の持続
可能性を守り、バッファーを再建し、成⻑に配慮することを継続し、生産性を向上させる改⾰に対する官⺠投資を促進する。
(参考)英ウィリアム・グラッドストン⼤蔵⼤臣「財政演説」(1866)
(ヨーロッパ⼤陸の)9ヶ国のうち6ヶ国は、最近、平和な時期に年間6100万ポンドの債務を増加させていることになる。(中略)それは、平和な時期に
戦争のための資源を費やしているようなものである。それはあたかも世界が豊作の年に、不作の年のために蓄える代わりに、その豊作の全収穫を使い果たし、
さらに別の収穫の半分を費やしているようなものである。