よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


会議資料 (51 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198856_00035.html
出典情報 医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議(第61回 1/29)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

要望番号;IV S-27
最大用量は 2,000 mg/m2/日、用法は 1 日 2 回 12 時間毎に食後経口投与とされている。
以上より、本薬の臨床試験成績やガイドライン等の記載及び既承認の小児における用法・
用量の設定を踏まえ、難治性のネフローゼ症候群(頻回再発型あるいはステロイド依存性
を示す場合)に対する本薬の用法・用量は、
「通常、ミコフェノール酸 モフェチルとして
1 回 500~600 mg/m2 を 1 日 2 回 12 時間毎に食後経口投与する。なお、年齢、症状により適
宜増減するが、1 日 2,000 mg を上限とする。
」と設定することが妥当と判断した。

9.要望内容に係る更なる使用実態調査等の必要性について
(1)要望内容について現時点で国内外のエビデンスまたは臨床使用実態が不足している点
の有無について
検討会議は、要望内容に関して不足しているエビデンスはないと判断した。
(2)上記(1)で臨床使用実態が不足している場合は、必要とされる使用実態調査等の内
容について
なし
(3)その他、製造販売後における留意点について
なし

10.備考
なし

11.参考文献一覧
1) Iijima K, et al. Mycophenolate mofetil after rituximab for childhood-onset complicated
frequently-relapsing or steroid-dependent nephrotic syndrome. J Am Soc Nephrol 2022; 33:
401-19.
2) 小児特発性ネフローゼ症候群診療ガイドライン 2020 補遺. 日本小児腎臓病学会. 2022
年 8 月.
3) Kidney Disease: Improving Global Outcomes (KDIGO) Glomerular Diseases Work Group.
KDIGO 2021 clinical practice guideline for the management of glomerular diseases. Kidney Int
2021; 100: S1-276.
4) Gellermann J, et al. Mycophenolate mofetil versus cyclosporin A in children with frequently
relapsing nephrotic syndrome. J Am Soc Nephrol 2013; 24: 1689-97.
19

51 / 190