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救急外来における薬剤師業務の進め方 令和7年2月1日作成 Ver.1.0 (12 ページ)

公開元URL https://www.jshp.or.jp/activity/guideline/20250213-1.pdf
出典情報 救急外来における薬剤師業務の進め方(2/13)《日本病院薬剤師会》
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組成の確認

□ ブドウ糖濃度

通常より速い速度で投与される場合

□ カリウム含有量

が多いため、ブドウ糖濃度やカリウム含
有量などの組成に注意する。

3)気管挿管に使用する薬剤
薬剤師は、気道閉塞、呼吸不全、ショック、意識障害などの情報に基づき、気管挿管の必
要性を医師に確認し、鎮痛薬、静脈麻酔薬、筋弛緩薬などの薬剤を準備する。これらの薬剤
は厳密な管理下で使用されるため、希釈方法や使用方法を明確にした院内プロトコールを
整備することが望ましい(2-3参照)。また、静脈麻酔薬投与による血圧低下に備え、昇
圧薬(フェニレフリン、エフェドリンなど)の準備も必要である。
■ チェック項目
項目

実施内容

解説

気管挿管に使用する薬剤の準備
鎮痛薬

□ フェンタニル

麻薬:フェンタニルが一般的に広く用
いられる。低血圧の症例では、交感神経

□ ケタミン

刺激作用を有するケタミンが使用され
る場合がある。
第 2 種向精神薬:フェンタニルやケタ

□ ブプレノルフィン

ミンに比べて作用発現は遅いが作用持

□ ペンタゾシン

続時間が長い。ブプレノルフィンは血管
拡張作用があり、ペンタゾシンは交感神
経刺激作用がある。両剤とも頭蓋内圧の
上昇を引き起こすことがあり、頭部外傷
や脳病変がある場合は禁忌である。
静脈麻酔薬

□ ミダゾラム

ミダゾラムは腎機能障害を有する患
者では排泄遷延が生じる。

□ プロポフォール

プロポフォールは頭蓋内圧を下げる
作用を有し、脳外科の症例で繁用され
る。
筋弛緩薬

□ ロクロニウム

毒薬:患者の状態により自発呼吸を残
して気管挿管することがあるため、必ず
使用されるわけではないが、すぐに使用
できるよう準備は行う。

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