その記録を行うことは医療安全の観点からも重要である。
救急外来では、口頭指示が中心となり記録漏れが発生しやすい。薬剤師が薬に関する評価
や記録を行う事は、その後の薬の重複投与や投与忘れなどを防ぐことができる。記録はテン
プレートなどで作成して、効率的かつ記載漏れがない記録ができるように工夫をするとよ
い。
■ チェック項目
項目

実施内容

解説

薬物治療に関す

□ 搬送前の救急隊および

搬送前の救急隊による投薬や前医の

前医による投薬内容

投薬歴などが治療方針や治療に影響を

る記録

及ぼした場合は、その投薬内容およびそ
の評価を共有する。
□ 薬歴およびその評価

常用薬など薬歴（健康食品などを含
む）およびその評価を共有する。

□ 投与薬剤の評価

薬物治療開始からの投与歴や薬効を
評価した時間などを記録し、他の医療ス
タッフと情報共有する。

□ 他部署の薬剤師への申
し送り

患者の安全や薬学的に重要な事項で
特に薬剤師間での申し送りが必要な事
項を記載する。

□ かかりつけ医療機関や

かかりつけの医療機関や薬局などに

薬局などへの情報提供

情報提供した場合は、その旨を記録す
る。

□ テンプレートの作成

効率的かつ記載漏れがないようテン
プレートを整備することが有用である。

令和 7 年 2 月 1 日作成（Ver. 1.0）

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