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救急外来における薬剤師業務の進め方 令和7年2月1日作成 Ver.1.0 (27 ページ)

公開元URL https://www.jshp.or.jp/activity/guideline/20250213-1.pdf
出典情報 救急外来における薬剤師業務の進め方(2/13)《日本病院薬剤師会》
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量調節が必要な薬剤については、同一の静脈ルートに他の薬剤を併用したり、大量の輸液
を同時に投与したりすることは、流量変動を引き起こす可能性があるため、避けるべきで
ある。また、造影剤を使用する場合や手術が予定されている場合は、注射針の太さが適切
であるかを確認することも重要である。救急外来では、限られた静脈ルートで複数の薬剤
を投与することが多いため、汎用される薬剤を中心とした配合変化表を作成し、薬剤師不
在時にも参照できるように掲示しておくことが望ましい。
■ チェック項目
項目

実施内容

解説

投与前の確認

□ 患者の所見とバイタル

投与直前に患者の状態が変化してい
る事があるため薬学的に投与して問題
ないか確認する。

□ 投与経路

厳密な流量の調整が必要な薬剤の側
管からのワンショット静注や流量の大
きい薬剤の投与は避ける。また、使用す
るルートのゲージ数も注意する。

□ 薬剤の用法・用量

年齢や体重、腎機能の変化によって投
与量が異なる薬剤には注意を払う。

□ 配合変化

汎用薬を中心に配合変化表を作成す
ることは有用である。

◎5)モニタリング
薬剤投与後には、医師・看護師と協働で薬効や副作用などをモニタリングする。特に、患
者のバイタルサインや意識レベルに変化が生じた場合には、薬剤との関連性を評価する必
要がある。初期治療で頻用される薬剤については、効果発現時間や主な副作用を事前に把握
しておく。
■ チェック項目
項目

実施内容

解説

薬剤投与後のモ □ 薬剤の効果判定
ニタリング

頻用される薬剤の効果発現時間や主
な副作用を把握する。

□ 副作用の確認

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