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救急外来における薬剤師業務の進め方 令和7年2月1日作成 Ver.1.0 (9 ページ)

公開元URL https://www.jshp.or.jp/activity/guideline/20250213-1.pdf
出典情報 救急外来における薬剤師業務の進め方(2/13)《日本病院薬剤師会》
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額薬品など定数配置されていない薬品
を夜間・休日など担当者がいない時間帯
でも薬剤部から迅速に払い出しできる
ように、薬剤部内での体制を整備してお
く。

◎2-3

安全な薬物治療実施のための整備

救急外来では循環作動薬や筋弛緩薬など、循環器系や呼吸器系に直接作用する薬剤が頻
用され、緊急時には時間的制約下で口頭指示が行われることが多い。このため、薬剤の名称、
規格、用法・用量の誤認や、薬剤の取り違えといった医療エラーのリスクが高まる。このよ
うなリスクを低減するため、薬剤師は薬剤の標準的な使用方法(用法用量、希釈液、希釈方
法、配合変化など)を定めたプロトコールの作成を行い、救急外来における薬剤の使用方法
の統一化を図る。
■ チェック項目
項目

実施内容

解説

救急外来におけ

□ 医薬品の安全管理対策

循環や呼吸に影響する薬が多い。時間

る薬物治療

的制約下での口頭指示など一般病棟と
は異なるリスクが存在するため、使用方
法を統一しておく。
口頭指示受けた場合はメモや復唱を
するなど、エラーを軽減する安全管理対
策を整備する。
□ 常備してある複数規格
のある薬剤の把握


取り間違いなどないように配置場所
を工夫する。

プロトコールの作成

迅速かつ安全に薬剤を使用できるよ
う、標準的な使用方法(用法用量、希釈
液、希釈方法、配合変化など)を定めた
プロトコールの作成を行う。

□ 迅速な対応のための

頻用薬剤の使用方法を把握し、使用方

体制・準備

法を掲示するなど迅速な対応ができよ
う準備を行う。

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