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救急外来における薬剤師業務の進め方 令和7年2月1日作成 Ver.1.0 (25 ページ)

公開元URL https://www.jshp.or.jp/activity/guideline/20250213-1.pdf
出典情報 救急外来における薬剤師業務の進め方(2/13)《日本病院薬剤師会》
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4-6

心肺蘇生時の補助

心肺停止患者が救急搬送された場合は、医療スタッフとして心肺蘇生(CPR)への参加を
求められる場合がある。ストレッチャー移乗、タイムキーパー、胸骨圧迫、脱衣やモニター
類の装着など可能な範囲でサポートする。
■ チェック項目
項目

実施内容

解説

心肺蘇生(CPR) □ 薬剤等の準備

救急患者のストレッチャー移乗の介
助、CPR の記録係としてのタイムキーパ

時の補助

ー、アドレナリンやアミオダロンなど
CPR にて使用される薬剤の準備など可

□ タイムキーパー

能な範囲でサポートする。
BLS (Bacic Life Suppor) や ICLS
□ 胸骨圧迫

(Immediate Cardiac Life Support) コース
などには積極的に参加し、心肺蘇生の技
術を身につけておきたい。

4-7

薬物治療への関わり

◎1)治療薬の確認と提案
現在の症状、想定される疾患、常用薬、禁忌薬、アレルギー・副作用歴、各種検査結果だ
けでなく、各種ガイドラインに基づいた薬剤が選択されているかも確認し、必要に応じて薬
剤師から処方提案を行う。高齢者、小児、腎機能障害などの臓器機能が低下した患者が多い
ため、減量の提案など患者状態に応じた投与設計を行う。
■ チェック項目
項目

実施内容

解説

適切な薬物治療

□ アレルギー・副作用歴

臨床症状、病態、アレルギー・副作用

の提案

の確認

歴、薬歴、検査結果、各種ガイドライン

□ 常用薬との相互作用の

などを考慮し、適切な治療薬を医師に提
案する。常用薬との相互作用にも留意す

確認
□ 各薬物に応じた検査値

る。
例)

の確認
□ 各種ガイドラインに基

・てんかんガイドラインを基にてんかん
重積患者の抗てんかん薬の選択・投与

づく薬剤選択

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