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救急外来における薬剤師業務の進め方 令和7年2月1日作成 Ver.1.0 (29 ページ)

公開元URL https://www.jshp.or.jp/activity/guideline/20250213-1.pdf
出典情報 救急外来における薬剤師業務の進め方(2/13)《日本病院薬剤師会》
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処方薬の説明

□ 処方薬の説明

薬剤交付時の処方薬に関する説明に
ついては、一般的に実施される薬剤説明
と同様である。常用薬の中止や用法用量

◎5-3

□ 必要に応じて常用薬の

の変更が必要ある場合は、その旨を十分

中止・用法用量の変更

に説明し、必要に応じてお薬手帳に記載

に関する説明

する。

関係医療機関(他の医療機関や保険薬局、介護関係者など)との情報共有

患者が帰宅または他の医療機関へ移る際には、救急外来で使用された薬剤や中止・減量
が行われた常用薬の情報およびその再開計画などについてお薬手帳や診療情報提供書など
に記載し、他の医療機関や保険薬局、介護関係などと情報共有を行う。これにより、患者
の薬物治療の継続性を確保し、医療の円滑な移行を支援する。
■ チェック項目
項目

実施内容

解説

情報共有化ツー

□ 情報共有ツールを活用

あらかじめ情報共有ツールを作成し

ルを活用した情

し て自 院か ら他 院へ の

ておくと円滑な情報共有につながる。ま

報共有

情報共有を行う(自院作

た、近隣の医療機関や保険薬局、介護関

成や既成ツールの活用)

係者などと定期的に情報共有に関する
研修会を開催するなど、連携を円滑化す
る試みは重要である。

治療内容の伝達

□ 使用された薬剤

救急外来で実施された薬物治療の概

□ 薬物治療に関する記録

要を他の医療機関に伝達することは、治

□ 中止・減量された薬剤

療を継続するためには重要となる。ま

□ 中止された薬剤の再開

再開計画は保険薬局による処方監査に

計画
□ 用法・用量を調節した
薬剤

◎5-4

た、中止・減量された薬剤の情報やその
も必要な情報となる。そのため、これら
の情報を正確に把握し、お薬手帳や診療
情報提供書などに記載を行い共有する。

薬物治療に関する記録

初期診療が終了し、患者が救急外来を退出する時には、これまでの薬物治療に関する記録
をまとめることが必要である。薬剤師の視点から、搬送時の救急隊の投薬歴、常用薬などの
薬歴、そしてその評価を記録する。また、使用した薬剤の有効性や副作用の発現を評価し、
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