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救急外来における薬剤師業務の進め方 令和7年2月1日作成 Ver.1.0 (28 ページ)
出典
公開元URL | https://www.jshp.or.jp/activity/guideline/20250213-1.pdf |
出典情報 | 救急外来における薬剤師業務の進め方(2/13)《日本病院薬剤師会》 |
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5.救急外来退出時
◎5-1 院内での申し送り
入院による治療が必要な場合は、救急外来から一般病棟や ICU(Intensive Care Unit)
、HCU
(に High Care Unit)などケアを提供する場が変わる。薬剤師は、薬物治療の方針、救急外
来で使用された薬剤や、中止や減量などが必要な常用薬およびその再開計画、臓器機能に応
じた用法・用量の調節などについて、担当薬剤師に申し送る。
■ チェック項目
項目
実施内容
治療内容の伝達
解説
□ 使用された薬剤
患者の薬物治療の概要を次の担当者
□ 中止・減量された薬剤
に伝達するためには、救急外来で得られ
□ 中止された薬剤の再開
た新しい情報を正確に把握して評価を
行う必要がある。これらの情報や評価に
計画
□ 用法・用量を調節した
ついて診療録に記録を行う。
薬剤
□ 薬物治療に関する記録
◎5-2
帰宅患者に対する処方薬の交付
入院が不要と判断された帰宅患者に対する処方薬は、搬送時の病態や症状に応じて処方
されるため、常用薬との重複投与や併用禁忌、相互作用を確認する。また、投与量は搬送時
の肝・腎機能に応じた投与量となっているかを確認する。
薬剤性有害事象が疑われた場合は、該当する常用薬が減量または中止となることがある。
その際は、患者に救急搬送の原因となった可能性のある薬剤の減量や中止などを説明し、必
要に応じて救急外来での治療内容と共にお薬手帳にも記載する。
■ チェック項目
項目
実施内容
解説
処方薬の評価
□ 常用薬との重複投与、
処方内容の確認は、救急外来であって
併用禁忌、相互作用の
も通常診療で確認すべき内容と同様で
確認
ある。処方された薬剤が安全に使用でき
るよう、処方薬についての確認を行う。
□ 投与量の確認
(腎機能・肝機能に応じ
た投与量)
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◎5-1 院内での申し送り
入院による治療が必要な場合は、救急外来から一般病棟や ICU(Intensive Care Unit)
、HCU
(に High Care Unit)などケアを提供する場が変わる。薬剤師は、薬物治療の方針、救急外
来で使用された薬剤や、中止や減量などが必要な常用薬およびその再開計画、臓器機能に応
じた用法・用量の調節などについて、担当薬剤師に申し送る。
■ チェック項目
項目
実施内容
治療内容の伝達
解説
□ 使用された薬剤
患者の薬物治療の概要を次の担当者
□ 中止・減量された薬剤
に伝達するためには、救急外来で得られ
□ 中止された薬剤の再開
た新しい情報を正確に把握して評価を
行う必要がある。これらの情報や評価に
計画
□ 用法・用量を調節した
ついて診療録に記録を行う。
薬剤
□ 薬物治療に関する記録
◎5-2
帰宅患者に対する処方薬の交付
入院が不要と判断された帰宅患者に対する処方薬は、搬送時の病態や症状に応じて処方
されるため、常用薬との重複投与や併用禁忌、相互作用を確認する。また、投与量は搬送時
の肝・腎機能に応じた投与量となっているかを確認する。
薬剤性有害事象が疑われた場合は、該当する常用薬が減量または中止となることがある。
その際は、患者に救急搬送の原因となった可能性のある薬剤の減量や中止などを説明し、必
要に応じて救急外来での治療内容と共にお薬手帳にも記載する。
■ チェック項目
項目
実施内容
解説
処方薬の評価
□ 常用薬との重複投与、
処方内容の確認は、救急外来であって
併用禁忌、相互作用の
も通常診療で確認すべき内容と同様で
確認
ある。処方された薬剤が安全に使用でき
るよう、処方薬についての確認を行う。
□ 投与量の確認
(腎機能・肝機能に応じ
た投与量)
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