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○個別事項(その4)について-7-1 (24 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00120.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第497回  11/17)《厚生労働省》
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ステップ④ 胚培養について
○ 体外受精・顕微授精により得られた受精卵を培養し、胚移植または胚凍結保存までの期間、培養液内で胚を発
育させる技術。
【胚培養】
○ ピルビン酸や乳酸、グルコース、アミノ酸等を含有した培養液で胚を発育させる。
○ 温度や浸透圧、pH、酸素濃度、光曝露等を至適な条件に保つことが必要である。
○ いくつかの胚を同じ培養液内で培養することで胚発育が良好となる。
【胚発育の評価】
○ 体外受精・顕微授精により得られた胚の評価は、主に形態学的に行われている。
(4~8細胞期胚ではVeeckの分類、胚盤胞ではGardnerの分類が用いられる頻度が高い。)
○ time-lapse imagingの普及により、追加で以下の点についても評価が可能となっている。
・触媒、ICSIからの前核の出現までの時間
・前核出現から消失までの時間
・各細胞分裂に要する時間
・細胞分裂の様式


【ガイドラインの記載事項】


CQ

Answer

1 ○ 採卵室・培養室の備えるべき条 1.培養室の大気質の最適化のため、HEPAフィルターを設置し、また揮発性有機化合物を制御すること。(A)
件は?

16 ○ 胚培養は妊娠成立に有効か?

2.培養室には、卵・精子・胚の処理・培養、凍結保存に関わる機器と施錠設備を備えていること。(A)
5.採卵室・培養室には治療・処置や機器の操作のマニュアルを備えていること。(A)
6.採卵室・培養室には治療・処置の記録、機器作動点検の記録をすること。(A)
7.採卵室・培養室には治療・処置、またその環境の安全管理がなされていること。(A)
8.培養室には緊急時バックアッププランを策定しておくこと。(A)

1.胚培養は妊娠成立に有効である。(A)
2.sequential mediaとsingle mediaの有効性は同等である。(B)
3.特定の培養液をよいとするエビデンスはない。(B)
4.胚の至適培養環境には培養液、酸素分圧などの科学的要因以外にも温度やpH、胚の操作といった物理的要因が関わ
る。(B)
5.初期胚と胚盤胞どちらにも利点と欠点がある。(B)

18 ○ 胚発育の評価にタイムラプスは 1.胚発育を継続的にモニターすることで多くの形態学的な胚の情報を取得できる。(B)
有効か?タイムラプスは体外受精
の成績改善に有効か?

2.タイムラプスによる胚の培養環境の改善と多くの形態学的な胚の情報に基づく高品質の胚の選択の双方により、体
外受精による妊娠率、出生率が改善する。(C)

参考:「生殖医療の必修知識2020」(日本生殖医学会)、「生殖医療ガイドライン」(日本生殖医学会)

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